センター試験とは大違い! 「大学入学共通テスト」英語リーディングのポイントと解き方のコツ

センター試験の代わりに2021年の試験から導入される「大学入学共通テスト」。解答はマーク式ですが長文読解がメインでバリエーションも豊富になり、センター試験とは出題傾向が大きく変わります。

攻略のポイントは、文章のタイプ別に読み方を変えること。TOEICスコア900以上を保持する元学習塾講師が、解き方のコツを解説します。

この記事のポイント

手紙文とウェブページの読み方

突然ですが、手紙を書いたことはありますか?

一般的な手紙の形式は、「あいさつ・本題・締めのあいさつ」という構成。英語も同じで、最低でも最初の1文と最後の1文は「あいさつ」になります。よって、時間を節約したい場合は最初と最後の1文は読み飛ばして構いません。

あいさつ以外の部分からは、次のことを意識して読みましょう。
 ● 手紙の用件は何か?
 ● 設問で聞かれている内容はどこにあるか?

ウェブページの場合は、内容によってページの内容構成が大きく変わるのが特徴です。

文章しか書かれていないページであれば通常の長文読解のように読めるでしょう。しかし、図表が中心となるレシピやイベント・スケジュールでは、図表に気を取られて情報を見落としやすくなるので注意が必要です。

まずはページ全体を見て、何を伝えたいのかをチェック。レシピなら「何を・どうやって」、スケジュールなら「いつ・どこで・何を」を伝えることが目的です。

設問には、図表以外の前書きやコメント欄に関するものもあります。図表だけを見て安心してはいけません。「答えが見つからない」と感じたら、図表の外にある文章を読みましょう。

物語文や体験記の読み方

物語文は入試で頻出の文章タイプです。大学入学共通テストの場合は、小説ではなく体験談の記事やブログ(日記)という形で出題される可能性があります。

物語文を読む場合、必ず押さえたいのは「いつ・誰が・何をした・どう感じた」かということ。「なぜ」を問われることも多くあります。

物語文はさまざまな読み方ができるため、「ここが大切!」と思った部分が全く出題されない場合もあります。まずは設問を読み、問題作成者が何を答えてもらいたがっているのかを確認してください。

2つ以上の文書を見比べて解く問題の場合

長文読解で最も面倒なのは、2つ以上の文書を見比べて解くタイプの問題。TOEICのリーディングでもPart 7の後半に出題され、多くの受験者を苦しめています。

複数の文書があるタイプの問題で最初に確認すべきことは、それらの文書が「互いにどのような関係にあるか」です。

主なパターンとしては
 1. 主張や報告と、それへのコメント(賛成・反対・具体例の追加など)
 2. 情報の提示・質問と、それへの返答(情報・条件の追加など)
 3. 同一の出来事に対する2つの立場からの報告(情報の補足など)
があります。

文書同士の関係を確認できたら、設問を読んで「具体的に何を読み取ればいいのか」をチェックしてください。

まとめ & 実践 TIPS

センター試験とは異なり、大学入学共通テストの英語リーディングではさまざまな種類の長文読解が出題されます。ただ上から下へ文章を読んでいくだけでは、制限時間内に解き終えるのは難しいかもしれません。

解き方のコツは、文章のタイプ別に読み方を変えること。手紙・レシピ・物語文といったタイプの他、複数の文書を見比べるタイプでは文書同士の関係も把握できるように練習していきましょう。

出典:
大学入学共通テスト、センター試験とどう変わる?必要な対策は?|ベネッセ教育情報サイト
https://benesse.jp/juken/202003/20200311-1.html

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