小学校の英語って、どんなことをやるの?

3月に告示された小学校の新学習指導要領により、小学5・6年生で週1時間の「外国語活動」が必修となります。外国語といっても実質的にほとんどの小学校では英語になる見通しですが、実際にどんな授業が行われることになるのでしょうか。文部科学省がこのほど発表した「英語ノート」(試作版)から、その内容の一部を見てみましょう。

現在でもほとんどの小学校が、「総合的な学習の時間」などを活用して英語教育を実施しています。しかし、週1時間ずつ、系統立った英語の指導をするのは、小学校にとって初めての経験です。学校現場では「どうやって教えたらよいのか」と不安が高まっています。
そうした不安に応え、小学校英語の水準を保証するため具体的な学習内容などを示した副読本が、「英語ノート」です。このほど発表されたのはその試作版で、関係者らの意見を聞きながら、2008(平成20)年度中に正式版を作成。新指導要領の移行措置が始まる2009(平成21)年度から、全国すべての小学校で使用できるようにする予定です。

「英語ノート」試作版は、5年生用、6年生用とも九つの「Lesson」から成り、具体的な活動を行う際に子どもたちに提示する、絵カードが付いています。使われている単語数は、5年生用が130語程度、6年生用が150語程度で、使用する表現などは中学1年生の初・中期段階で学ぶ程度のものです。
内容的には「聞く」「話す」といったコミュニケーション活動が中心で、「読む」「書く」という要素はあまりありません。また、文法に関する記述が一切ないのも特徴と言えるでしょう。
試作版の具体的内容を見ると、5年生用は「世界の『こんにちは』を知ろう」で英語・フランス語・中国語など9カ国の「こんにちは」を付属のCDを聞きながら覚えたり、ローマ字で自分の名前を書いたりすることから始まり、「クイズ大会をしよう」「時間割を作ろう」「ランチメニューを作ろう」などのLessonが並んでいます。
また、6年生用は、「アルファベット遊びをしよう」でアルファベットに親しむところから始まり、「カレンダーを作ろう」「道案内をしよう」「自分の一日を紹介しよう」などのLessonを経て、最後に「将来の夢を紹介しよう」と題して、いろいろな職業を英語で何と言うのか学びながら自分の夢を簡単に英語で発表できるようにする、という内容になっています。

「小学校から英語教育が始まる」といっても、全体的に見てコミュニケーション重視の内容であり、小さいころから単語や文法を学んで英語の読み・書きをできるようにする、という保護者世代の英語学習のイメージとは、大きく異なります。このため、中学校の英語教育のようなものを想像していたかたは、戸惑うこともありそうです。

プロフィール

斎藤剛史

斎藤剛史

1958年茨城県生まれ。法政大学法学部卒。日本教育新聞社に入社、教育行政取材班チーフ、「週刊教育資料」編集部長などを経て、1998年よりフリー。現在、「内外教育」(時事通信社)、「月刊高校教育」(学事出版)など教育雑誌を中心に取材・執筆活動中。

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