「a」を探せ!(2) 第48回 [Oh,my Gooodness!]

親子で英語圏に住み、現地の学校に行きながら英語を学ぶ……。3歳の娘と母親である筆者は、夫のアメリカ転勤のために、そんな理想的な環境に飛び込むことになりました。果たして本当に「子どもは英語にすぐ慣れるから大丈夫」? アメリカに住みながら英語を学ぶメリットとデメリットとは? 筆者のアメリカ生活をとおして、日本に住むご家庭では、どんな取り組みができるのか考えていきます。
※「Oh,my Gooodness!」とは、「あらまあ!」という驚きを表すことば。

キンダークラスになった我が娘、親子で取り組む宿題が始まった。月曜日から毎日「a」をネタにあれこれ勉強して、いよいよ金曜日には「a」がつくものを持って登園することになっている。持って行ける「もの」だから、「and」とか「at」では当然だめで、名詞で「a」から始まるもの……。

本当は、子どもに「aがつくものは何があるかな」と考えさせる場面なのだろうが、娘はappleぐらいしか知らない。appleでもいいが、それでは芸がないので、とりあえず私と夫で調べることにした。
夫は電子辞書のAを順番に見始め、私は娘のイラスト入り英英辞典を開き、巻末のAの項を見た。そこでavocado(アボカド)、そしてacorn(どんぐり)を見つけた。「どんぐりがいいんじゃない? 会社にいっぱい転がってるから、拾ってきてあげるよ」と夫が言ってくれたので一安心。無事にどんぐりが届いてからは、「acornだよ」と娘に何度も教えた。

第48回  [Oh,my Gooodness!]「a」を探せ!(2)金曜日に登園してみると、娘が仲良くしている小柄な女の子、アリソンちゃんがりんごを持ってぴょんぴょん飛び跳ねていた。うーむ、りんごでも良かったのかも。でも、担任のミス・メリッサは娘の持ってきたどんぐりを見て「あら、acornね!」と声をかけてくれたし、親子で新しく「どんぐりはacorn」と覚えられたから、まあよしとする。

こうやって月曜日から金曜日まで親子で「a」に振り回され、無事に終わったのはいいが、正直言ってぐったり……。でも、毎日しつこくインプットしたおかげか、娘は「a」については自信をもって読めるようになったし、「a」から始まる単語もいくつか覚えたようだ。やはり、親がかりで取り組んでこそ、知識は定着するということか。

後日、こちらに住む日本人のママ友達が良いアドバイスをくれた。「あー、アルファベットの何かを持って行った? それ、うちの子も去年やったわよ。だいたいチラシの切り抜きを使ったかな。来週はアルファベットの『b』だから、ピーマン(bell pepper)の写真はないかしら、って探しておくの」と教えてくれた。なるほど! チラシをそうやって活用すれば、テーブルだってスキーだって教室に持って行ける。

というわけで、娘が取り組んだ「aを探せ」には、2種類がある。
(1)「orange juiceにaがある」というように、家の中で文字の「a」を探す
(2)apple、acorn、avocadoのように、「a」で始まる単語を探す

それぞれ(1)ではアルファベットそのものをしっかり覚える、(2)では語彙(い)を増やす活動と言える。どちらも日本にいながらでも問題なく取り組めるから、遊び感覚で取り組むことをおすすめしたい。

プロフィール

山本美芽

音楽・ノンフィクションライター。中学校教諭、養護学校教諭からライターに転身。現在は音楽と教育をテーマに執筆活動を行う。著書に「りんごは赤じゃない 正しいプライドの育て方」「子どものセンスは夕焼けが作る」など。2006年3月より米カリフォルニア州在住。1児の母。

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