英語が頭に入る部屋づくり 第43回 [Oh,my Gooodness!]

親子で英語圏に住み、現地の学校に行きながら英語を学ぶ……。3歳の娘と母親である筆者は、夫のアメリカ転勤のために、そんな理想的な環境に飛び込むことになりました。果たして本当に「子どもは英語にすぐ慣れるから大丈夫」? アメリカに住みながら英語を学ぶメリットとデメリットとは? 筆者のアメリカ生活をとおして、日本に住むご家庭では、どんな取り組みができるのか考えていきます。
※「Oh,my Gooodness!」とは、「あらまあ!」という驚きを表すことば。

第43回  [Oh,my Gooodness!]英語が頭に入る部屋づくり毎日お昼に保育園に迎えに行くと、たいてい娘はお絵かきをしている。帰るとき、私はいつもクレヨンを棚に戻すのだが、その棚には「crayon(クレヨン)」とか「scissors(はさみ)」「construction paper(色画用紙)」などと書いた紙がたくさん張ってある。
日本の保育園でも、どこに何をしまうか、ちゃんと棚に書いてあったけれど、あれと同じだ。

さらにあるとき気が付いた。椅子に「chair」、おもちゃの台所のガス台に「stove」、窓ガラスには「glass」、冷蔵庫には「refrigerator」等々、教室の中にあるあらゆるものに、白い紙に英単語を書いて貼ってあるのだ。
さらには、色画用紙をクレヨンの形に切り抜いて、white、yellow、red、pink、green、orange等々、それぞれ色の名前が書いた掲示もある。そんなふうに、教室で子どもがボーっとしているだけでも、自然に単語が目に入ってくるように掲示物が工夫されていた。

園では掲示物の作り方に関する分厚いマニュアルがあるらしい。子どもたちが寝ているお昼寝の時間などに、先生たちは毎日少しずつディスプレーを新しく替えている。
子どもの年齢と掲示内容はきっちり対応していて、0歳から2歳の部屋には文字らしいものはせいぜいアルファベットぐらい。絵や具体的なおもちゃなどが掲示の中心になっている。
これが3歳になると、アルファベットが部屋中のあちこちに貼られ、単語もちょこちょこと出てくる。4歳になるとアルファベットよりも、ぐっと単語の割合が増す。5歳になると、文章がたくさん貼られる。

その昔、中学校時代に私は「chair」を10回、というように、ノートにスペリングを書き取りした記憶がある。こうした勉強法も大事だが、娘の保育園でやっているように、まず部屋の中にある「もの」に直接、英単語を書いた紙を貼って覚えてしまうという手もあるのだ。
この方法は掲示物を作るのにちょっと手間がかかるが、お金はかからないし、日々の生活のなかで自然に目に入るので「さあ覚えましょう」という時間をわざわざつくる必要もない。

この「掲示物作戦」は、アメリカよりも英単語を目にするチャンスが少ない日本では、特に効果的なのではないだろうか。「アルファベットを覚えた段階」から「単語を読む段階」へスムーズに移行していくためにも、有効だと思われる。

プロフィール

山本美芽

音楽・ノンフィクションライター。中学校教諭、養護学校教諭からライターに転身。現在は音楽と教育をテーマに執筆活動を行う。著書に「りんごは赤じゃない 正しいプライドの育て方」「子どものセンスは夕焼けが作る」など。2006年3月より米カリフォルニア州在住。1児の母。

お子さまに関するお悩みを持つ
保護者のかたへ

  • 頑張っているのに成績が伸びない
  • 反抗期の子どもの接し方に悩んでいる
  • 自発的に勉強をやってくれない

このようなお悩みをもつ保護者のかたは多いのではないでしょうか?

\そんな保護者のかたにおすすめなのが/
ベネッセ教育情報サイト公式アプリ まなびの手帳

お子さまの年齢、地域、時期別に最適な教育情報を配信しています!

そのほかにも、学習タイプ診断や無料動画など、アプリ限定のサービスが満載です。

ぜひ一度チェックしてみてください。

\親子のワクワク体験応援キャンペーン/

アプリ無料ダウンロード+お子さまの情報登録で『鬼滅の刃』グッズやユニバーサル・スタジオ・ジャパン 1デイ・スタジオ・パスが当たるキャンペーン実施中!

キャンペーン期間:2021年9月30日(木)~11月30日(火)

この記事はいかがでしたか?

おすすめトピックス

子育て・教育Q&A