高校生の英語力(5)「高校生の日常での英語使用経験」[英語レポート]

高校生は普段、英語を使っている?

今回もBenesse教育研究開発センターで2006(平成18)年に実施した「東アジア高校英語教育GTEC調査2006」の日本の調査結果をご紹介します。前回は、小学校での英語学習経験のある高校生は、高校段階での英語学習を肯定的にとらえていることをご紹介しました。今回は日本の調査結果から、高校生が教室や学校外の日常生活のなかで、どのくらい英語を使っているかをご紹介します。

高校生に身近な英語経験は「英語の歌」

日本の高校生に、日常生活で英語を使った活動を経験したことがあるかを聞いた結果が、下記の図です。

【図1 日本の高校生の日常での英語使用経験】
日本の高校生の日常での英語使用経験

この図1を見ると、高校生がよくやっている活動は、「英語の歌を聴く」「英語の歌を歌う」活動のようです。これらの活動は、4人中3人以上の高校生が経験していて、ほとんどの生徒が経験していると言ってもよいでしょう。

「歌」の次に高校生がよく経験している活動は、英語の映画を「日本語の字幕なしで見る」ことで、3人に1人の生徒が経験しているようです。
また、話す活動では、地域により機会の差はあるでしょうが「英語で道を尋ねられて答える」を、高校生の約4人に1人が経験しているようです。

次に、やってみようと思えば比較的経験しやすい「教科書以外の英語の本を、自ら進んで読む」活動を見てみましょう。この活動も約4人に1人の高校生が経験しているようです。

皆さんは、このような高校生の日常での英語使用経験の割合を、多いと感じますか、それとも少ないと感じますか。

英語を「好き」になることの大切さ

ご紹介した日常での英語使用経験を、もう少し詳しく、高校での英語学習が「好き」な生徒、「嫌い」な生徒別に見てみました。その結果、全般的に「好き」な生徒のほうが「嫌い」な生徒に比べて、各活動を経験している割合が高いことがわかりました。たとえば、「教科書以外の英語の本を、自ら進んで読む」では、英語が「好き」な生徒のほうが「嫌い」な生徒よりも3倍も多く経験していました。

更に、GTEC for STUDENTSのグレードに着目して見てみると、英語が「好き」と回答した生徒の約20%が成績上位者(グレード5、6)だったのに対し、「嫌い」と回答した生徒のうち成績上位者(グレード5、6)は約5%しかいませんでした。英語力を伸ばすための方法の一つとして、英語をたくさん使うことが考えられますが、英語が「好き」な高校生は普段から英語をよく使っていて、そのことが英語力を高めることにつながるという良い循環が生まれているのかもしれません。

英語力を伸ばしていくためには、英語を普段の生活のなかでも使ってみることが有効ですが、そのためには英語を「好き」になることがとても大切です。英語を教える際、高校生が英語を「好き」になるような指導をすることも重要ではないでしょうか。

今回は日本の高校生が日常でどの程度、英語を使っているかをご紹介しましたが、次回は、韓国の高校生のデータもご紹介し、日本の高校生との違いを見ていきます。日本と韓国の高校生の日常での英語使用経験は、どれくらい違うのでしょうか。

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