高校生の英語力(4)小学校での英語経験が、高校生の「英語学習に対する意識」に影響しているか?[英語レポート]

前回は、Benesse教育研究開発センターが2006(平成18)年に実施した「東アジア高校英語教育GTEC調査2006」日本調査の結果から、小学校で英語学習を経験した生徒のほうが、経験していない生徒に比べて、中学生時の英語学習を「好きだった」割合が高いことを紹介しました。
今回は、小学校での英語学習の経験が、高校生となった現在、「英語学習に対する意識」にどのように影響しているかを見てみましょう。

小学校での英語学習経験者は、現在の「英語学習に対する意識」が高い
図1は、「現在の英語学習に対する意識」について高校生に聞いた結果を、小学校での英語学習経験の有無別にまとめたものです。
【図1 小学校での英語学習経験と現在の英語学習に対する意識】
小学校での英語学習経験と現在の英語学習に対する意識

小学校での英語学習を経験した生徒で、現在「英語の授業で学んでいることは役に立つと思う」と回答した生徒は85.3%、経験のない生徒では75.7%で、約10ポイントの差がありました。
同様に「英語の学習は自分の生活や人生において有意義だと思う」と感じている生徒の割合も、小学校で英語学習を経験した生徒のほうが、経験のない生徒に比べてやはり10ポイントほど高くなっています。

また、「……なので勉強する」という英語学習の動機を見てみると、「受験に必要なので勉強する」という項目では小学校での英語学習経験による差が見られませんが、その他の項目では、小学校での英語学習経験がある生徒のほうが、ない生徒に比べて、高い目的意識をもっていることがわかります。特に「英語を話す人々と友達や知り合いになりたいので勉強する」などのコミュニケーションについての動機や、「知らない言葉を学ぶことがおもしろいので勉強する」などの言葉や文化についての動機で、その差が大きくなっています。

小学校での英語学習の影響
前々回のレポートで、日本の高校生は、小学校での英語学習が「関心・意欲・態度」に効果があると感じているという結果をご紹介しました。この結果と今回の結果とあわせてみると、小学校で英語を学んだ高校生たちは、小学校英語で目標とされている「関心・意欲・態度」について効果を感じています。そして高校生になった今も、英語を学習することをより肯定的にとらえており、外国の人とコミュニケーションをとりたいという気持ちや、言葉・文化を知りたい、学びたいという気持ちをもっていることが言えそうです。


◆「東アジア高校英語教育GTEC調査2006」の速報は、下記URLからご覧いただけます。
http://berd.benesse.jp/research/

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