英語で「おけいこ」できるかな?(1) 第23回 [Oh,my Gooodness!]

親子で英語圏に住み、現地の学校に行きながら英語を学ぶ……。3歳の娘と母親である筆者は、夫のアメリカ転勤のために、そんな理想的な環境に飛び込むことになりました。果たして本当に「子どもは英語にすぐ慣れるから大丈夫」? アメリカに住みながら英語を学ぶメリットとデメリットとは? 筆者のアメリカ生活をとおして、日本に住むご家庭では、どんな取り組みができるのか考えていきます。
※「Oh,my Gooodness!」とは、「あらまあ!」という驚きを表すことば。

3月に渡米して4カ月たった夏休みのころ、娘をバレエ教室に通わせることにした。
こちらでは、多くの幼稚園児が、体操・水泳・バレエ・サッカーなど、何かひとつ体を動かす「おけいこ」に通っているのだ。
私はバレエをやらせたかったので、電話帳でスタジオを探して行ってみた。
小さな女の子たちがレオタードにシフォンのスカートを身に付け、たどたどしく踊っている。その姿の愛らしいこと! 
稽古場の中をのぞくガラス窓に娘はへばりつき、目を輝やかせ、「わたしもやりたい」と言ってだだをこねはじめる。
興味はあるらしいと判断し、体験レッスンに参加することにした。

保育園で英語に慣れてきたとはいえ、英語でのグループレッスンだ。保育園のように、外国人向けの個別対応がしてもらえるとは思えない。
「決して無理はさせるまい」と考えながら、私はレッスンの様子を観察していた。
しかし娘は、まわりのお友達の様子を見ながら振りを真似している。もちろん幼児向けクラスだから、バレエというよりも音楽にあわせて体を動かすような簡単な内容なのだが。
レッスン中は送り迎えのお母さんやおばあちゃん達がスタジオの外でおしゃべりしていて、「お嬢さんはいくつ?」「今日が初めてなのに、よくできてるわね」と声をかけてくれた。
レッスンが終わってから、娘は「楽しかった」と言う。
安心した私は、次週からレッスンを始めさせることにした。 

初めの3カ月ほどは順調だった。
ところが10月になって、ある日娘はスタジオに行く途中の車の中で寝てしまう。結局その日は機嫌が悪く、レッスンにならなかった。
それを皮切りに、眠くなくても「今日バレエなの? 行きたくない」と言うようになってしまったのだ。
無理やり車に乗せて着替えさせ、教室に行っても、泣いて座り込んでしまいレッスンどころではない。何が嫌なのか、理由を聞いても本人はうまく説明できず、よくわからない。
我が子がぐずっている隣で、同じ年齢のアメリカ人の女の子が、先生の話にきちんと返事をして、指示をきちっと守り楽しそうに踊っている。
頭では「仕方ない」とわかっていても、なんだか悲しくなってしまった。やっぱりネイティブの子たちに混じって英語でおけいこをするなんて、無理なのだろうか? 
続けるべきかやめさせるべきか、私はどうしていいかわからなくなっていた。

プロフィール

山本美芽

音楽・ノンフィクションライター。中学校教諭、養護学校教諭からライターに転身。現在は音楽と教育をテーマに執筆活動を行う。著書に「りんごは赤じゃない 正しいプライドの育て方」「子どものセンスは夕焼けが作る」など。2006年3月より米カリフォルニア州在住。1児の母。

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