人見知りな子の英会話 第21回 [Oh,my Gooodness!]

親子で英語圏に住み、現地の学校に行きながら英語を学ぶ……。3歳の娘と母親である筆者は、夫のアメリカ転勤のために、そんな理想的な環境に飛び込むことになりました。果たして本当に「子どもは英語にすぐ慣れるから大丈夫」? アメリカに住みながら英語を学ぶメリットとデメリットとは? 筆者のアメリカ生活をとおして、日本に住むご家庭では、どんな取り組みができるのか考えていきます。
※「Oh,my Gooodness!」とは、「あらまあ!」という驚きを表すことば。

日本では別に人見知りなほうではなかったのに、アメリカに来てから人見知りを続けている我が娘。どうやったらこの子が気軽に「ハーイ」とあいさつができるようになるのか、私は改めて考えてみた。
自分のことをふりかえってみると、初対面の人と英語で話すのは緊張するが、顔なじみの相手には安心して英語で話せる。
だから、あちこちの場所に行くよりも、「ここ」と決めたところに根気強く通って、安心して話せる顔なじみのアメリカ人を増やすこと。それに尽きるのでは、という結論になるのだ。

そんなの当たり前じゃないの? と思うかもしれない。
だが、こちらでは学校や習い事、教会など、どこでも競争が激しく、評判の良いところにどんどん人が移っていく傾向がある。
また、公立幼稚園は週に2、3日だけ登園するシステムになっているため、月水金は私立幼稚園に、火木には公立幼稚園に行く、といった「幼稚園のかけもち」も普通に行われている。より質が高く、多様な刺激を子どもに与えるという意味では、とても良いことだろう。
だが、うちの場合は、ひとつの場所にとにかく慣れることを重視して、なるべく同じ保育園、教会、習い事(バレエ教室)に通い続ける方針をたてた。「もっとこうだったらなあ」と思うことは多少あっても、よっぽどのことがない限り、やめないでがんばることにしたのだ。

時々「もっと良い保育園を探して移ったほうがいいのかなあ」と考えることもある。
ところが4歳児クラスに進級して1カ月ぐらいたったある週の月曜日、登園してみると担任のミス・ジョーの姿が見えない。娘は動揺し「お母さん帰らないで」とぐずり始めた。
代わりの先生が娘に一生懸命話しかけてくれたものの、結局、ハワイで休暇をとっていたミス・ジョーが帰ってくるまでの1週間、娘は毎朝のように号泣していた。
そして翌週、元気いっぱいで教室に戻ってきたミス・ジョーに再会すると、娘は当然のような顔をして抱っこしてもらい「バアーイ」と私に手を振ったのだ。
先生に「Do you want to drink juice?」と言われ、娘は「Yeah」と小さくうなずいている。やっぱりここに慣れることが先決だ、と思いながら私は教室をあとにした。

プロフィール

山本美芽

音楽・ノンフィクションライター。中学校教諭、養護学校教諭からライターに転身。現在は音楽と教育をテーマに執筆活動を行う。著書に「りんごは赤じゃない 正しいプライドの育て方」「子どものセンスは夕焼けが作る」など。2006年3月より米カリフォルニア州在住。1児の母。

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