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環境・衛生

虫歯予防·歯の衛生、こんな工夫をしてみました

歯みがきが好きな子なんてあまりいないはず・・・気長に頑張りましょう!!

N.Sさん Mちゃん (体験談当時の年齢:0歳10ヵ月頃〜1歳4ヵ月頃 女 第1子 広島県)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

歯がはえ始めるのは遅かった娘。はえ始めたら、歯みがきが大嫌いで、自分では歯ブラシを持ってやるものの仕上げみがきは、全くやらせてくれませんでした。私もどうやってすれば良いのかわからず、子どもは逃げるし毎日大変でした。でも私は必ずやらなくてはと強引に押さえつけて歯みがきをしていました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

「どうやって歯みがきしてるの?」と近所の人に聞いたり、公民館で行われていた歯みがき指導の講演を聞きに行きました。ここをみがくと痛いとか、歯ブラシの大きさなどを聞くと勉強になりました。「1回に1本でもいいから、毎日続けて下さい」という歯科医の先生の話で、私自身も気がラクになり、短時間だと子どもも落ち着いて出来るようになりました。歯みがき指導のビデオを子どもと一緒に見て一緒に歯みがきをしたり、みがきあいもしました。歯科に行きフッ素をしてもらった事もあります。フッ素は虫歯予防にいいみたいで、その時は大泣きするのですが、続けていこうと思っています。 

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

1才半前くらいから、ビデオを見たりして少しずつ歯みがきが好きになってきています。毎日短時間集中してやる事で習慣にもなり、仕上げみがきの時も、自分からやってきて、寝ころがるようになりました。私もこれまでは、絶対みがこうという思いが強くイライラしながらやっていましたが、笑顔でやる事によって子どもも安心するようになりました。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

歯みがきは、好きという子はほとんどいないと思います。親がしなくてはと思えば思うほど、子どもは嫌がるようです。親の真剣な顔が子どもには怖く見えるようです。毎日1本でも2本でも短時間で仕上げる事で、口の中へ歯ブラシが入る事にも慣れ、仕上げ磨きも楽になりますよ。親も子も共に嫌がらずやっていきたいものなので、少し気を楽にしてがんばってください。

0〜1歳の子どもの環境・衛生のアドバイス

たけなが かずこ 先生

とにかくいつも清潔にしてあげることが一番。清潔にするためには、スキンケアが大事になります。おむつかぶれなどはおしっこやウンチのたびにシャワーで洗ってあげたり、ホットタオルで拭いてあげることがとても効果があります。汗についても同様。また、ベビーオイルは保湿ではなく汚れをとるために使うものですので、オイルを使ったら、きちんと取り去ってあげることが必要です。塗りぐすりなども、上塗りは避けて一度きれいにふき取ってから塗りなおしてあげてください。

赤ちゃんは寒さより暑さに弱く、室温・環境を整えてあげることが大切です。また日本は湿気が多いので、肌着は吸湿性のよいものをこまめにとりかえてあげましょう。紫外線も赤ちゃんにとっては大敵なので、紫外線の強い春から夏にかけてはできれば散歩は紫外線の少ない午前10時前にするとよいですね。

歯・口の衛生については、7カ月から9カ月ごろは歯が生えていようといまいと「食べたら水・白湯などを飲む」ことを習慣付けるとよいでしょう(歯は1歳までに1本生えればよい、といわれています)。歯が生えたらなおさらのこと、これが一番の虫歯予防になります。また、「あーん」と口をあけさせ、歯ブラシを自分でくわえさせる練習をしていくと、その後の歯磨きの仕上げ磨きや歯科健診のときも、スムーズになります。自分から口をあけることは、親子の関係性の中で自立と信頼が育ってきたことの証でもあるのです。

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