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数の理解

時計に親しむために、こんな工夫をしました

さりげなく日常生活の中で時間を意識して話しかけるようにしました。

Y.Kさん Yくん (体験談当時の年齢:5歳3ヵ月頃〜6歳0ヵ月頃 男 第1子 北海道)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

好奇心が強く、時間に関しても「どうして針が7のところだと夕飯なの」「どうして5時だと帰らなければならないの」など時計に合わせて行動することに興味を示し、いろいろと聞いてくるようになりました。しばらくすると「なんで6を指すと30分なの」とも聞くように。「時間」という概念は難しいけれど、せっかく興味を持ち始めたことだし、今から理解しておけば入学後の規則正しい生活にも馴染みやすいのではと思いました。

<こどもちゃれんじ>の教材のこんなところが役に立ちました。

教材で届けられた時計は、しまじろうがついていて時間にあわせた生活シーンのイラストが見られるようになっていたので、興味を持ってずっと見ていたためか正時の読み方は早く覚えました。また、分については1時間は60分と教えたあと、時計の絵を色分けしながら教えました。例えば丸の半分を塗って「60の半分は30」そして「半分のところに6があるので6のところにきたら30分」・・・というように。また、<こどもちゃれんじ>のワークブックで時計の絵がしばしば登場するので、出てくるたびに色塗りしていきました。

その後、子どもにはこんな変化が見られました。

教材を使って時計にまず親しむことをしたおかげで、遊びながら時計の読み方が知らず知らずのうちに身に付いていました。

さらに家庭で工夫してみたことは・・・。

幼稚園のときは「今、長い針が○にあるから、○になったら片付けね」とか、「長い針と短い針が○になったらおやすみだよ」と言って、時計を見る癖をつけました。すると、小学校に上がる前には例えばゲームをしていても「○時になったらやめるよ」など自分で決めるようになりました。時間を理解するだけではなく、生活のリズムに関しても考えることができたので、非常によかったと思います。

今はこんなふうに考えています。

何をするにも頭ごなしに命令口調だとどうしても反発されますが、時間だから・・・と約束ごととして促すと素直に応じてくれます。さりげなく時間と結びつけて生活させると、読みを教えなくてもなぜか身に付いてました。小学生になった今では自分で「○分勉強しよう」という応用もできるようになりました。

編集部から

<こどもちゃれんじ>では、<すてっぷ>後半から、お子さまにとけいに楽しんで取り組んでいただけるためのカリキュラムをスタートします。自分で針を動かして、目で時間を確認して遊ぶことのできる工夫いっぱいの時計などをお届けします。時計はビデオやワークブックの中にも登場し、いろいろな角度から取り組むことができるので、初めての時計でも無理なく取り組んでいただけます。<じゃんぷ>でも引き続きとけいについて扱っていきますので、楽しみになさってくださいね。

数の理解

沢井 佳子 先生

100まで数えられることよりも、10までの順序数・集合数の概念が理解できることが今後の力につながります。

数量(数)について就学前までに固めてほしい土台は、100までの数を「言える」ことよりも、たとえそれが10までの数であっても、ものの順番をあらわす「順序数」と、ものを順番に数えたとき、その最後の数が全体の個数を表すという「集合数」の概念を理解していることです。10までの自然数のしくみ・・・という土台の部分をきちんと理解できるようになると、それは後で、あつかう数が100になっても1000になっても、同じ自然数として応用していくことができるのです。

年長児の場合、100までの数唱ができる(数の名前が言える)ということは、珍しいことではないかもしれません。しかし、そうした数唱ができる子どもが、実際、100まで、あるいは10までの数の概念をしっかりと持っているかといえば、必ずしもそうではありません。お子さんが単に数字を覚えているだけなのか、数の概念を理解できているのか、お子さんの様子から確かめてあげてください。

おはじきを20個ぐらい準備して、そのうち、8個をテーブルの上に横一列に並べます。「ここのおはじきは、いくつあるかな?数えてみて」とたずねると、子どもは「1、2、3、4・・・8」と数えて(順序数)、「全部で8個」(集合数)という答えを出すでしょう。ただ、場合によって、順番に「1、2、3、4・・・8」まで数えたものの、最後の8という数が全体の個数を表すという「集合数」の概念が理解できず、「全部でいくつ?」と聞くと「10個!」や「9個!」などと違う数を答える場合もあるのです。

また、おはじきを手前に8個一列、外側に8個一列を並べて、手前は不揃いに密集させて並べ、外側のほうのおはじきは幅を広げて一列に並べます。そして、「(指でさし示しながら)手前のおはじきと、外側のおはじきでは、どっちの数が多いかな?」と子どもにたずねてみます。もし「同じ」と答えたら、「おはじぎが広がっていようが、詰めて置いていようが、おはじき8個に変わりはなくて、同じ数だ(「数の保存」の概念)」と理解できていることになります。しかし、この「数の保存」の概念を理解する前の段階では、「個数」と「長さ」や「密度」などを混同して、広がったほうのおはじきの数が多いとか、ビシッと詰まって並んだおはじきのほうが多いなどと答えがちです。もしこの「数の保存」の概念がまだ理解できていない段階でしたら、手前のおはじきと、外側のおはじきを一個ずつくっつけていって(1対1対応)、同じ数であることを、繰り返し、動作で確認することが大切です。

実際に何か物を使って、手で動かしながら、実験的に考えることが理解を深める近道となります。物を並べ替えたり、仲間に分類したりする動作の中で、手の感覚や視覚を使って、子どもは概念を実感的に理解するようになります。「数というからには数字を使って覚えさせなければ」と、とらわれずに、ぜひ身近な材料(おはじき、みかん、いちご・・・)を使って、おうちのかたも一緒に、「ものを使った数の遊び」を楽しんでください。

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