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ミルク卒業

ミルクを卒業(1歳6ヵ月以上のとき卒業)

哺乳瓶を使う回数を段階的に減らしてコップに移行。しばらくあとに夜泣きが続き、様子を見ながら進める大切さを実感。

H.Tさん Mちゃん (体験談当時の年齢:1歳7ヵ月頃〜1歳9ヵ月頃 女 第一子 東京都)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

夜にミルクをほしがって泣くことはなくなっていましたが、夏の暑い時期で食欲が落ちてしまい、それに代わってジュースやミルクなどの水分をたくさんとっていました。食事への影響が気になり、そろそろ哺乳瓶も卒業するほうがよいのではないかと思いました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

食後にフォローアップミルクを哺乳瓶で飲ませていたのですが、コップに替え、麦茶や牛乳を入れて食事中に出すようにしました。哺乳瓶はしばらく、夜寝る前のお楽しみにしていました。哺乳瓶最後の日は、「今日でバイバイしようね」と言って、おしまいにしました。哺乳瓶が恋しくて泣いてしまうかなと心配しましたが、実際はあっさりとその日で卒業してしまいました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

哺乳瓶はあっさりと卒業してしまったのですが、2、3ヵ月たったあとになって、夜泣きが続いた時期がありました。今思うと、哺乳瓶をやめたことや、食事から栄養が十分とれていなかったこと、外遊びが少ないなど、いろいろなことで、夜泣きになってしまったようです。そのときは「早く寝かそう」という気持ちでいっぱいだったのですが、今思えば、哺乳瓶の卒業は、子どもの様子をよく見ながら無理なくゆっくり進めることも大切なんだとわかりました。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

哺乳瓶からの卒業は、子どもの気持ちも汲み取ってあげて、昼間だけやめるような場合でも、慣れるまでの間は抱っこやスキンシップをたくさんすることがよいと思います。

これから卒乳・断乳を考えていくおうちのかたへ

たけなが かずこ 先生

よく「1歳になったら卒乳を」と言われていますが、これは栄養的な面で1歳になったら大人と同じように3回食で栄養を採ることが大切ということなので、離乳食が順調に進んでいれば、たとえ1歳を過ぎておっぱいやミルクを飲んでいても無理やりやめさせる必要はありません。おっぱいは母親と子どもの関係を確認する大切な絆と考えていらっしゃるかたも多いと思います。親子のつながりを確認するという情緒的な意味合いとしては、1歳を過ぎてからもおっぱいを飲んでいても大丈夫です。

ただ注意したいのは、栄養をおっぱいに依存してはいけないということ。「栄養的な面と情緒的な面は別」と考えて、栄養は発育に合ったものをしっかりとりつつ、卒乳の時期については、お子さんのペースやお母さんの気持ちが納得できるタイミングにしていくことが成功の一番のポイントだと思います。

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