ミルク卒業
ミルクを卒業(1歳6ヵ月までに卒業)
お風呂上がりにトレーニングカップにトライ。無理強いせずタイミングを待っていたのでスンナリ移れました。
その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした
ほ乳瓶で飲んでいると虫歯になりやすいと聞いて、1歳を過ぎたころからストローやコップでミルクを飲ませてみましたが、嫌がってまったくダメでした。お茶やジュースなど、ミルク以外の飲み物は、コップやストローで飲むことができていたので、まずはコップやストローに慣らしていきました。慣れたころにミルクで試してみることにしましたが、最初のころはコップやストロー付きトレーニングカップを見ただけで、そっくり返って泣いていました。このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました
ほ乳瓶を卒業するのはまだ早いのかなと、そのときは無理じいせず、すぐにほ乳瓶にミルクを移して飲ませました。そんなことを繰り返していたある日、お風呂上がりの、のどが渇いていそうなときに、ストロー付きトレーニングカップにミルクを入れて渡したところ、よほどのどが渇いていたのか、おいしそうに飲みました。その日から昼間でも飲めるようになったように思います。現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです
今では、ほ乳瓶に、まったく興味を示さなくなりました。きっとそのときが、ほ乳瓶を卒業するときだったのだと思います。焦らずに時期を待って見守って、よかったと思います。同じ悩みを持つおうちの方へのエール
先が見えないと、「いつまでかかるんだろう」という不安がありますよね。でも、子ども一人ひとりに卒業できる時期があるのだと思います。周りのお友だちのことは、あまり気にしないで、子どもの気持ちを優先させてあげるとよいかもしれませんよ。これから卒乳・断乳を考えていくおうちのかたへ
たけなが かずこ 先生
よく「1歳になったら卒乳を」と言われていますが、これは栄養的な面で1歳になったら大人と同じように3回食で栄養を採ることが大切ということなので、離乳食が順調に進んでいれば、たとえ1歳を過ぎておっぱいやミルクを飲んでいても無理やりやめさせる必要はありません。おっぱいは母親と子どもの関係を確認する大切な絆と考えていらっしゃるかたも多いと思います。親子のつながりを確認するという情緒的な意味合いとしては、1歳を過ぎてからもおっぱいを飲んでいても大丈夫です。
ただ注意したいのは、栄養をおっぱいに依存してはいけないということ。「栄養的な面と情緒的な面は別」と考えて、栄養は発育に合ったものをしっかりとりつつ、卒乳の時期については、お子さんのペースやお母さんの気持ちが納得できるタイミングにしていくことが成功の一番のポイントだと思います。