ミルク卒業
ミルクを卒業(1歳6ヵ月までに卒業)
なるべくミルクの回数を減らし、食事やおやつに牛乳を。牛乳の味に慣れると、哺乳瓶を卒業できました。
その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした
食が細くてあまり食べてくれないので、栄養不足が心配で、ミルクに頼っていました。また、ミルクを飲ませるときに、ほ乳瓶からコップに替えようとしてもダメで、ほ乳瓶がやめられなくて困っていました。このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました
少しでもたくさん食べられるように、材料を細かく切ったり、とろみをつけて味付けしたりして、食事の調理方法を工夫しました。空腹になれば、たくさん食べてくれるのではないかと、外遊びを増やして、間食もなるべく取らせないようにしました。食事の量は増えても、ほ乳瓶でミルクを飲むのは相変わらずで、特に寝る前はどうしてもやめられませんでした。無理にやめるのはよくないと思い、どうしてもほしがるときだけあげるようにしていました。そして、ミルクの回数を減らしていく一方、牛乳をおやつや食事のときに飲ませて、少しずつ牛乳の味にならしていき、毎日与えるようにしました。現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです
牛乳がだんだん飲めるようになり、それと同時にほ乳瓶を卒業していきました。今ではコップから牛乳が飲めるようになっています。不思議なもので、なんだか、ほ乳瓶で飲んでいたころがなつかしいです。同じ悩みを持つおうちの方へのエール
とても悩みましたが、自分の気持ちを子どもに押しつけるのは逆効果ですね。大人になってもほ乳瓶で飲んでいる人はいないと思い、途中で開き直ったら、気分的にとてもラクになりました。皆さんも、焦らずにがんばってくださいね。これから卒乳・断乳を考えていくおうちのかたへ
たけなが かずこ 先生
よく「1歳になったら卒乳を」と言われていますが、これは栄養的な面で1歳になったら大人と同じように3回食で栄養を採ることが大切ということなので、離乳食が順調に進んでいれば、たとえ1歳を過ぎておっぱいやミルクを飲んでいても無理やりやめさせる必要はありません。おっぱいは母親と子どもの関係を確認する大切な絆と考えていらっしゃるかたも多いと思います。親子のつながりを確認するという情緒的な意味合いとしては、1歳を過ぎてからもおっぱいを飲んでいても大丈夫です。
ただ注意したいのは、栄養をおっぱいに依存してはいけないということ。「栄養的な面と情緒的な面は別」と考えて、栄養は発育に合ったものをしっかりとりつつ、卒乳の時期については、お子さんのペースやお母さんの気持ちが納得できるタイミングにしていくことが成功の一番のポイントだと思います。