ミルク卒業
ミルクを卒業(1歳6ヵ月以上のとき卒業)
姉妹同時にミルクに「バイバイ」。子どもと一緒にミルク缶を片付け、目の届かない場所へ。
その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした
長女はよく夜泣きをして、哺乳瓶でミルクを飲むと落ち着いて眠ってくれました。一歳すぎても夜泣きは直らず、そのうちに次女が生まれ、長女と次女一緒にミルクを飲むようになりました。それがず〜っと4歳まで続いたんです。虫歯も心配でしたが、なんせ、4歳の大きい子が哺乳瓶でミルクなんてみっともなくてほんとにいやでした。フォローアップミルクは栄養的に優れているので下の子に2歳すぎても飲ませていましたが、「お姉ちゃんはやめようね」と言うとそっくりかえって泣きつづけました。このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました
缶のミルクがなくなったときに、長女も次女も同時にミルクを止めました。哺乳瓶を「あなたたちはもう赤ちゃんじゃないから、それはもう、よそのおうちの赤ちゃんにあげようね」といって一緒に新聞紙で包んで片付けました。そして絶対目に付かないところに片付けてしまいました。現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです
長女と次女一緒にやめたのが良かったと思います。無理やり長女のミルクを止めてたら、次女が飲むたびに悲しくなったかもしれません。次女が生まれたために、長女は色んな事を我慢してきたと思います。甘やかしていたかもしれませんが、長女の心にしこりが残らなくて良かったと思います。同じ悩みを持つおうちの方へのエール
いつかは必ず哺乳瓶を手放すときがきます。そのペースは子どもによって本当にばらばらだから、あせらないで・・・。うちの子は4歳まで哺乳瓶を舐めてました。いまだに私の乳首を舐めたがります。それに比べたら皆さんのお子さんはぜ〜んぜんまし!ではないでしょうか。大丈夫ですよ。これから卒乳・断乳を考えていくおうちのかたへ
たけなが かずこ 先生
よく「1歳になったら卒乳を」と言われていますが、これは栄養的な面で1歳になったら大人と同じように3回食で栄養を採ることが大切ということなので、離乳食が順調に進んでいれば、たとえ1歳を過ぎておっぱいやミルクを飲んでいても無理やりやめさせる必要はありません。おっぱいは母親と子どもの関係を確認する大切な絆と考えていらっしゃるかたも多いと思います。親子のつながりを確認するという情緒的な意味合いとしては、1歳を過ぎてからもおっぱいを飲んでいても大丈夫です。
ただ注意したいのは、栄養をおっぱいに依存してはいけないということ。「栄養的な面と情緒的な面は別」と考えて、栄養は発育に合ったものをしっかりとりつつ、卒乳の時期については、お子さんのペースやお母さんの気持ちが納得できるタイミングにしていくことが成功の一番のポイントだと思います。