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ミルク卒業

ミルクを卒業(1歳6ヵ月以上のとき卒業)

ぬいぐるみなど他の物に徐々に興味を向けさせ、タイミングよく哺乳瓶を隠しました。

N.Yさん Mちゃん (体験談当時の年齢:1歳7ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

1歳を過ぎたころからほ乳瓶をやめたいと考え、何回か挑戦しましたが、娘にはほ乳瓶以外に心を落ち着かせるものがないため、断念せざるをえませんでした。1歳半健診でもほ乳瓶がとれていないことを指摘され、ショックを受けてトライしてみましたが、ものすごく泣かれて、結局卒業できませんでした。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

時期をみて少しずつ卒業できるように、準備しました。「ほ乳瓶は赤ちゃんが使うんだよ」と話しかけたり、ぐずられたときにだけ飲ませる、寝る前用の牛乳の準備は娘に見られないようにしたり、お気に入りのぬいぐるみを寝室に持っていかせたりしました。2歳になると、ほ乳瓶への執着がそれほどでもなくなったように思えたので、寝室に行くとき、思い切ってほ乳瓶を隠してみました。娘に「にゅうにゅうは?」と聞かれたので、「さっき○○○(娘が怖がっている人形)が来て、持っていっちゃったの」と言ってみました。娘は「ほんとう?」というような顔をしただけで、ぐずることもなく眠ってくれました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

最近は、ほ乳瓶がなくても、ぬいぐるみを抱いたり、歌を歌ったりしながら寝るようになりました。ほ乳瓶を離すタイミングが合ったのがよかったのかなと思っています。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

無理やりやっても親子ともつらいと思うので、子どもの様子をよく見て、「今ならいける」と思ったときがチャンス! これは「あきらめる」ということではなく、常に卒業させたいと思いながら、子どもを見守るということです。これが一番、大事だと思います。がんばってくださいね。

これから卒乳・断乳を考えていくおうちのかたへ

たけなが かずこ 先生

よく「1歳になったら卒乳を」と言われていますが、これは栄養的な面で1歳になったら大人と同じように3回食で栄養を採ることが大切ということなので、離乳食が順調に進んでいれば、たとえ1歳を過ぎておっぱいやミルクを飲んでいても無理やりやめさせる必要はありません。おっぱいは母親と子どもの関係を確認する大切な絆と考えていらっしゃるかたも多いと思います。親子のつながりを確認するという情緒的な意味合いとしては、1歳を過ぎてからもおっぱいを飲んでいても大丈夫です。

ただ注意したいのは、栄養をおっぱいに依存してはいけないということ。「栄養的な面と情緒的な面は別」と考えて、栄養は発育に合ったものをしっかりとりつつ、卒乳の時期については、お子さんのペースやお母さんの気持ちが納得できるタイミングにしていくことが成功の一番のポイントだと思います。

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