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甘えが強い

甘えてひとりでやろうとしない子に、こんなふうに働きかけました

自分で歩くよう、移動時間を短縮し遊ぶ時間を長くしたり、入園させることで子どもだけの社会を体験させました。

C.Nさん Sちゃん (体験談当時の年齢:1歳9ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

娘は自分で歩く事が好きではないようで、何かというとすぐ抱っこをせがんでいました。車が心配だったり泣き出さないようにしたかったりと、つい私もせがまれるままに抱っこしてしまうのですが、歩かないために運動不足で娘は太りぎみになってしまい・・・。無理にでも歩かせた方がよいのだろうか・・・と思案する毎日でした。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

移動はなるべく手早く安全に自転車で動く事にして、車などの心配のない目的地に着いてからゆっくり自由に動けるようにしました。抱っこをせがんできたら他へ気が移るようにしむけ、できるだけ外に連れ出しました。しかし、自転車移動で車の心配はなくなったものの、一度抱っこをせがみはじめると、どんなに他の事で気を引こうとしても全く通用しませんでした。外出は好きなのでとりあえず連れ出してはいましたが、相変わらず歩きたがりません。体型も太りぎみなままなので、移動自体とても大変でした。私自身が仕事を始めた事もあり、子どもを預けて子どもだけの社会を作らせました。私自身の気持ちも他へ向けるようにして、そんなに気にしないようにも心がけました。太りぎみでも、それが娘の個性なのだと割りきるようにしたのです。娘は、最初は慣れない事ばかりで預けられる時にも泣いてイヤがっていましたが、だんだん慣れてくるとお友だちといる方がおもしろくなったようで、自分からすすんで行きたがるようになりました。お友だちと遊ぶ事で必然的に運動量も増えて、スリムとまでは言えませんが、少しは引き締まった体型になりました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

たまに抱っこをせがみますが、全然気にならなくなりました。今も少々太っていますが背も伸びて同年代では大きい子に育ちました。そのせいか体も丈夫で、ほとんど休まず毎日元気にお友だちと遊びに出かけます。今では悩んでいた事がうそのようです。あの頃は自分の気持ちも内向きで暗い気持ちになっていましたが、少し外向きに考えるだけで本当に楽になりました。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

すぐに抱っこすると抱きグセがついてしまうと言う人もいますが、気にする事はないと思います。一番いけないのは、その事でお母さんが神経質になってしまう事だと思います。大人から見ると「甘えすぎでよくないのでは?」と思える行動であっても、子どもには子どもなりの考えと社会があるのだと割りきってしまうと、何より親自身が楽になれると思います。少し子どもと離れて客観的になってみるのも大切だと思います。
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