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総合監修:二瓶 健次 先生
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体の部位アドバイス - その他の体の部位
その他の体の部位0歳6ヵ月
寄せられたご相談
以前乳児痔(じ)ろうの切開をしてもらいましたがまたできました。下痢をしていてオムツかぶれもできているのですが、切開する方がいいでしょうか。またケアの仕方や予防法を教えてください。
以前乳児痔(じ)ろうになり切開してもらったのですが、またできてしまいました。一度なると、繰り返しなるとは言われていましたが、今下痢が1週間くらい続いていて、オムツかぶれもできています(一度病院に行って塗り薬は貰っています)。
こういう状態でも、切開してもらった方がいいのか、だいぶ膿(うみ)の方もたまってきて破れたりしてしまうと、もっと痛くなると思うのですが、ケアの仕方や予防法を教えてください。
先生からのアドバイス
二瓶 健次 先生
膿がだいぶたまっているようですので、やはり切開された方がよいでしょう。
乳児の痔ろうは痔の一種ですが、乳児期の男児に多く見られます。
肛門(こうもん)の周囲に大腸菌などの感染を起こして化膿(かのう)するものです。膿がたまると、切開をして膿を出す必要があります。
膿が大きくなり自然に破れて膿が出てしまう(自然排膿)よりは、早くよくなりますし、傷も少なくて、再発も少ないと言われています。
下痢があると治りが悪く、再発も起こしやすいので、下痢が止まっていることが理想的ですが、今回は様子を見て自然排膿する前に切開をしてもらってはいかがでしょうか。
予防としてはおしりを清潔に保つことと下痢便のときは早めにふいてあげることが大切です。一般的に乳児の痔ろうは食生活が変化する1歳を過ぎるころにはよくなることが多いようです。