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家庭看護

子どもの体調の変化、こんな点に留意して観察していました

心配なときは素人判断せず、状況をメモして病院へ。早めの対応でうちはよかったです。

A.Aさん Fちゃん (体験談当時の年齢:0歳3ヵ月頃〜3歳0ヵ月頃 女 第1子 千葉県)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

生後3ヵ月ごろに、しきりに耳に手を当てていて、ぐずぐずが続いていました。普通、6ヵ月ごろまでは、母親の免疫で病気にはなりにくいと聞いていたので、まさか、と思っていました。具合が悪くて泣いているのか、ただのぐずぐずなのか、言葉で言えない時期なので、判断が難しかったです。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

実家に帰省中だったので、まずは育児経験の先輩として私の母に相談し、その後、かかりつけの小児科の先生にメールで相談しました。母も小児科の先生も、心配なときは素人判断せず、不安があれば状況をメモ書きし、いつでもきちんと説明できる状態にしておくように、と言うので、実行しました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

小児科の先生のアドバイスで耳鼻科に行ったら、中耳炎とのこと。点耳薬と飲み薬をもらい、1週間様子を見て、また受診。生後3ヵ月の子どもがまさか、と思いましたが、母や先生のアドバイス通り、ひどくなる前に耳鼻科に行ってよかったと思います。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

初めて育児をされるかたは、何もかもが不安ですよね。身近な先輩ママと親しくなったり、かかりつけの小児科を決めておくと、何かと相談にのってくれると思います。育児書を読みすぎると、すべての病気が自分の子どもに当てはまるような気になることもありますが、まずは、不安や「あれっ?」と思うことがあれば、医師に相談されてはいかがでしょうか。診断されたら、その病名などを育児書でもう一度確認すればよいと、私の経験上、思います。赤ちゃんは言葉で説明することができません。だからこそ、ふだんから一番多く接しているママなどが日ごろの様子をよく観察しておいて、例えば体温とか動作などにいつもと違う様子があれば、早く気づいてあげることが大切なんですよね。

0〜1歳の子どもの体調変化の観察のポイント

たけなが かずこ 先生

子どもは言葉で体調の変化を伝えられないので、毎日の様子の変化を見ながら「いつもと違ってなんだか変」という「感じ」を大切にしていただきたいと思います。

■観察のポイント
1.あやしたときにご機嫌かどうか?
2.ミルクやおっぱいの飲み具合、離乳食の食べ具合などが、いつもと違っていないか?
3.動きが普段に比べてどうか?
4.眠りの具合は? すぐ目覚めてぐずったりすることはないか? 寝起きの様子はどうか?(赤ちゃんは寝起きが悪いということはまずありません)
5.顔の表情や呼吸のしかたに普段と変わったところはないか?

この5つのポイントで、様子を見て「なんだか変」と感じたら、さらに熱はないか、便はどうか 湿疹やふきでものは・・・・と症状を観察してください。

もともと母親にはわが子に限り有効な直感を持っている、と言われます。この直感は体験の積み重ねの中で育つものでもありますので、日々のちょっとした観察からのお母さんの実感を大切にして、お子さんを見守ってあげてください。

ゆとりを持ってお子さんを見守るためには、配偶者の協力も欠かせないもの。特にお子さんが1歳未満のときには、育児についての理解や協力を求めるなど、家庭の中でのコミュニケーションも十分にとれるようにしたいですね。

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