家庭看護
子どもの下痢や便秘、このように対処していました
薬だけに頼らず、根気よく食事を工夫。わが子の下痢は少なくなったみたい。
その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした
5ヵ月のときに急性胃腸炎で入院してからおなかが弱く、よく下痢をしていました。だから、薬だけに頼らないで、食生活でどうにか楽にしてあげたいと思って、いろいろ試しました。このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました
ヨーグルトと煮たリンゴを、おやつだけじゃなく、食事のときにもメニューの一部に加えてあげることを習慣にしていました。担当の医師は、ヨーグルトよりも効果的だということで、乳飲料をすすめてくださいましたが、離乳食途中で甘い味を覚えてしまいそうだったので、あまりたくさんはあげないようにしていました。日中にあげるお茶などは、少しだけレンジで温めて、人肌ほどにしてから飲ませていました。冷蔵庫から出してすぐのものだと、おなかを刺激するのでは、と思ったからです。現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです
今では離乳食が完了し、食べるものも変わったせいもあるのか、かなり下痢の回数も減り、おなかも前よりは強くなったように思います。でも、ヨーグルトや煮たリンゴを食事やおやつにあげることは続けています。同じ悩みを持つおうちの方へのエール
何でも薬に頼ってしまうことは楽ですが、食事の中に効果のあるものを取り入れて、ゆっくりと改善してあげるのもいいですよね。子どものからだにも優しいだろうし、長い目で見るといいことなのでは。悩みがあるとき、目先だけにとらわれていると、狭い観点で考えて落ち込んだりしがちですが、少し長い目で見ていると、終わってみたら「あれ?」ってことになるほうが多いような気がします。0〜1歳の子どもの体調変化の観察のポイント
たけなが かずこ 先生
子どもは言葉で体調の変化を伝えられないので、毎日の様子の変化を見ながら「いつもと違ってなんだか変」という「感じ」を大切にしていただきたいと思います。
■観察のポイント
1.あやしたときにご機嫌かどうか?
2.ミルクやおっぱいの飲み具合、離乳食の食べ具合などが、いつもと違っていないか?
3.動きが普段に比べてどうか?
4.眠りの具合は? すぐ目覚めてぐずったりすることはないか? 寝起きの様子はどうか?(赤ちゃんは寝起きが悪いということはまずありません)
5.顔の表情や呼吸のしかたに普段と変わったところはないか?
この5つのポイントで、様子を見て「なんだか変」と感じたら、さらに熱はないか、便はどうか 湿疹やふきでものは・・・・と症状を観察してください。
もともと母親にはわが子に限り有効な直感を持っている、と言われます。この直感は体験の積み重ねの中で育つものでもありますので、日々のちょっとした観察からのお母さんの実感を大切にして、お子さんを見守ってあげてください。
ゆとりを持ってお子さんを見守るためには、配偶者の協力も欠かせないもの。特にお子さんが1歳未満のときには、育児についての理解や協力を求めるなど、家庭の中でのコミュニケーションも十分にとれるようにしたいですね。