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発達の気がかり

<寝返り>や<ハイハイ><つかまり立ち>など、「遅いのでは?」 と感じたときにこう考えこう対処しました

保健師さんのアドバイスを焦らず実践。寝返りもハイハイもできるように!

C.Sさん Sちゃん (体験談当時の年齢:0歳6ヵ月頃〜0歳8ヵ月頃 女 第1子 東京都)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

まわりの同じ月齢のお友だちの赤ちゃんがみんな寝返りをしていたのに、うちの子だけ、なかなか寝返りをしませんでした。初めての子だし、とても不安でした。ハイハイもやはり遅く、発育には個人差があるのはわかっていても、ちょっと心配でした。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

保健所の保健師さんに相談しました。うちはベビーベッドに寝かせることが多かったのですが、保健師さんから、「この時期は、なるべく、床にゴロンと寝かせてあげたほうがいいですよ」と教えてもらいました。さらに、「赤ちゃんに無理のない程度に、短時間ずつ腹ばいにしてあげるといい」というアドバイスをもらい、さっそく実践しました。ベビーベッドでは天井しか見えない状態ですが、床にゴロンと寝かせると、床の上のおもちゃなど、いろいろなものが視野に入って、自分でそちらに動こうという気になったみたいで、よかったです。ハイハイが遅かったときは、赤ちゃんを腹ばいにしてあげて、少し先に赤ちゃんが興味のあるおもちゃを置いて、「自分でおもちゃの所まで行きたい」と思うような状況にしました。もちろん、赤ちゃんの負担にならない程度の短時間ですが。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

保健師さんのアドバイスを実践したら、あっという間に寝返りをうてるようになってビックリしました。それまで不安だったのが、うそのように解決してしまって、とってもうれしかったです。ハイハイも、私が焦らず、毎日、少しずつ腹ばいにしてあげていたら、いつの間にかすごく速くできるようになりました。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

やはり個人差があるので、あまり心配しなくてもいいのでは、と思いますが、不安なときは、保健師さんや先輩ママのアドバイスをもらうのもいい方法だと思います。ママ自身がおおらかな気持ちで接するのがいちばんですね。

1歳前後の子どもの発達の気がかりへのアドバイス

たけなが かずこ 先生

1歳前後の子どもの発達は、まずは個人差がとても大きいのだという理解をしておきましょう。知的発達・身体的発達のバランスも個人差があり、また身体的にもハイハイしないでいきなり立つ子もいます。ご家庭では、遊びの場面を上手く使って身体の発達を促してあげるとよいでしょう。例えば、部屋の中で体を転がして寝返りの練習にしたり、お母さんの体や安全な場所につかまらせて立つ練習にしたり・・・など、ゆったりと見守りながら親子で過ごせるとよいですね。

そうはいっても遅くて心配、とても気になる、という場合はそのときに気がかりの内容をメモしておき、健診のときに相談することをお薦めします。6〜7ヵ月・9〜10ヵ月前後の健診は日本全国どこの自治体でも行っていますので、その機会に状況を伝えてアドバイスを仰いでください。

またお薦めしたいのは、ホームドクターを持つこと。小児科は病気になったときだけに行くところではなく、普段の子どもの生活や親の育児不安も含めた生活全般を支援してくれるところだと考えてください。特に発達については、経過を見てみないと判断できないことがとても多いので、定期的にホームドクターにかかることをお薦めします。定期的にかかることで、子どもの発達の経過をふまえた判断や処置をしていただくことができます。

<寝返り>や<ハイハイ><つかまり立ち>など、「遅いのでは?」 と感じたときにこう考えこう対処しました

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