発達の気がかり
<寝返り>や<ハイハイ><つかまり立ち>など、「遅いのでは?」 と感じたときにこう考えこう対処しました
子どもの個性を信じてあげましょう。
その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした
私の娘はほかの子どもに比べると大きめの子どもでした。だからかもしれませんが、一般的にこれくらいの月齢ではこれができるようになる、ということがことごとく参考にならなかったのです。実母に「寝返りはできないの?」「はいはいはできないの?」なんて言われると、自分では気にしないよう心がけていても、やはり心の中では不安と焦りでいっぱいでした。このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました
寝返りしやすいようにうつぶせにしてあげたり、あるいはあおむけにしてみたり、はいはいはこうやるのよ〜と自分でもやってみせたり。それでも重い娘は動きが慣れないらしくなかなか思うようにいきませんでした。他の子はみんなできているのに、うちの子はなんでこんなに遅いんだろう、顔では平気にしていましたが内心どきどきしていました。そんなある日、同じ位の子どもをもつ友達から「体が大きいから動かすのが大変なだけなんだよ。大人でも太ったりしたら思うように動かせないじゃない。だからもうちょっとしたら背も伸びてどんどんできるようになるよ」と言われ、とても気が楽になりました。個人差があるんだからって。ずいぶん遅くなりましたが11ヵ月でようやく寝返りもはいはいもできました。現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです
そんな娘も、2才9ヵ月になりやっぱり体格はよいです。周りの人からはどうみても3才以上に見えると言われます。でも元気いっぱい動きまわっています。昔、あれができない、これができないと気にしていたことが懐かしく思えます。これも娘の個性なんだと思っています。同じ悩みを持つおうちの方へのエール
ともすれば、体が小さいあるいは大きい、発達が遅いのではとついつい気にしすぎてしまいますが、子どもの数だけ成長していくパターンがあるのだと思います。十人十色、子どもの今ある姿、ぜひ大らかに受けとめてあげて下さい。そのうちびっくりするくらい成長しちゃいますから。世界中でたったひとつの個性、大切にしてあげたいと思います。1歳前後の子どもの発達の気がかりへのアドバイス
たけなが かずこ 先生
1歳前後の子どもの発達は、まずは個人差がとても大きいのだという理解をしておきましょう。知的発達・身体的発達のバランスも個人差があり、また身体的にもハイハイしないでいきなり立つ子もいます。ご家庭では、遊びの場面を上手く使って身体の発達を促してあげるとよいでしょう。例えば、部屋の中で体を転がして寝返りの練習にしたり、お母さんの体や安全な場所につかまらせて立つ練習にしたり・・・など、ゆったりと見守りながら親子で過ごせるとよいですね。
そうはいっても遅くて心配、とても気になる、という場合はそのときに気がかりの内容をメモしておき、健診のときに相談することをお薦めします。6〜7ヵ月・9〜10ヵ月前後の健診は日本全国どこの自治体でも行っていますので、その機会に状況を伝えてアドバイスを仰いでください。
またお薦めしたいのは、ホームドクターを持つこと。小児科は病気になったときだけに行くところではなく、普段の子どもの生活や親の育児不安も含めた生活全般を支援してくれるところだと考えてください。特に発達については、経過を見てみないと判断できないことがとても多いので、定期的にホームドクターにかかることをお薦めします。定期的にかかることで、子どもの発達の経過をふまえた判断や処置をしていただくことができます。
<寝返り>や<ハイハイ><つかまり立ち>など、「遅いのでは?」 と感じたときにこう考えこう対処しました
- なかなか歩かなかった娘。心配もしたけど、その子なりのペースがあるんですね。
- 親が見本でハイハイを実践。まねしたがりの娘のやる気を誘って大成功!
- 子どもの個性を信じてあげましょう。
- ハイハイできない子、かかりつけの先生のアドバイスをもとに対処しました。
- 両足がつっぱり気味だった子、医師の指導を仰いで、つかまり立ち・抱っこに注意...
- ハイハイをやってみせながら、ゆっくりがんばっている娘に「がんばれ!」
- 寝返りをしない子、うつ伏せにして遊ぶ工夫をしてみました。
- 保健師さんのアドバイスを焦らず実践。寝返りもハイハイもできるように!
- 「そのうちに」と楽観していたら、いつの間にかお座りがじょうずに。
- 体格がいいと動きも遅れがちと聞き安心。それとも第一子はのんびり屋?
- たくさんの人と触れ合う中で前向きに。「今できること」がうれしいんです。
- 発達差は個性と理解。ほかの子と比べず、この時期を楽しもうという気持ちに。
- 発達上の不安をプロに相談。第三者の冷静なアドバイスに力強さを感じました。
- 発達が気がかりだったとき、あえて育児雑誌などの情報は目にしないようにしてみ...