発達の気がかり
<寝返り>や<ハイハイ><つかまり立ち>など、「遅いのでは?」 と感じたときにこう考えこう対処しました
寝返りをしない子、うつ伏せにして遊ぶ工夫をしてみました。
その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした
寝返りをなかなかしようとせず、おすわり、つかまり立ちを、先にしていて、とても心配でした。友達から、「寝返りできるようになるとオムツ替えが大変だから、できない方がいいよ」と言われて、「そうかなぁ」と思いつつ、心の中では心配でした。このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました
早産の未熟児で産まれたために、フォロー健診に行っていたので、先生に相談したところ、「おすわり、つかまり立ちができれば、大丈夫ですよ。そのうち寝返りします」と言われました。たしかに、順序は違うけれど、他のことはちゃんと出来るからいいかなあと、少し安心しました。なるべく、うつ伏せにして遊ぶようにしました。あお向けに寝ている時も、体をコロンコロンとさせて、寝返りの手助けもしてあげました。10ヵ月頃、昼寝をしていて、起きたようで見に行くと、1人で寝返りして、ニコニコと笑っていました。思わず「やったね」と子どもに向かって、叫んでしまいました。現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです
今1歳10ヵ月でやんちゃ坊主です。1歳前から歩くようになり、毎日目が離せません。オムツ替えも、まともにさせてくれず、すぐに寝返りして歩いていってしまいます。悩んでいた頃がもうずいぶん前のような気がします。散歩が毎日の日課で、小走りで一人で行ってしまうほど、元気一杯です。しまじろうが大好きで、いつも一緒にねんねしています。同じ悩みを持つおうちの方へのエール
子育ては、マニュアル通りにいきません。私もそうでしたが、育児書を見ては、「うちの子はまだできない」と不安になってしまいますが、自分の子どものペースで、見守ってあげたいもの。少しくらい、順序が逆でも、我が子の個性と思って・・・。いつかは、ちゃんとできる日が来ますよ。1歳前後の子どもの発達の気がかりへのアドバイス
たけなが かずこ 先生
1歳前後の子どもの発達は、まずは個人差がとても大きいのだという理解をしておきましょう。知的発達・身体的発達のバランスも個人差があり、また身体的にもハイハイしないでいきなり立つ子もいます。ご家庭では、遊びの場面を上手く使って身体の発達を促してあげるとよいでしょう。例えば、部屋の中で体を転がして寝返りの練習にしたり、お母さんの体や安全な場所につかまらせて立つ練習にしたり・・・など、ゆったりと見守りながら親子で過ごせるとよいですね。
そうはいっても遅くて心配、とても気になる、という場合はそのときに気がかりの内容をメモしておき、健診のときに相談することをお薦めします。6〜7ヵ月・9〜10ヵ月前後の健診は日本全国どこの自治体でも行っていますので、その機会に状況を伝えてアドバイスを仰いでください。
またお薦めしたいのは、ホームドクターを持つこと。小児科は病気になったときだけに行くところではなく、普段の子どもの生活や親の育児不安も含めた生活全般を支援してくれるところだと考えてください。特に発達については、経過を見てみないと判断できないことがとても多いので、定期的にホームドクターにかかることをお薦めします。定期的にかかることで、子どもの発達の経過をふまえた判断や処置をしていただくことができます。
<寝返り>や<ハイハイ><つかまり立ち>など、「遅いのでは?」 と感じたときにこう考えこう対処しました
- なかなか歩かなかった娘。心配もしたけど、その子なりのペースがあるんですね。
- 親が見本でハイハイを実践。まねしたがりの娘のやる気を誘って大成功!
- 子どもの個性を信じてあげましょう。
- ハイハイできない子、かかりつけの先生のアドバイスをもとに対処しました。
- 両足がつっぱり気味だった子、医師の指導を仰いで、つかまり立ち・抱っこに注意...
- ハイハイをやってみせながら、ゆっくりがんばっている娘に「がんばれ!」
- 寝返りをしない子、うつ伏せにして遊ぶ工夫をしてみました。
- 保健師さんのアドバイスを焦らず実践。寝返りもハイハイもできるように!
- 「そのうちに」と楽観していたら、いつの間にかお座りがじょうずに。
- 体格がいいと動きも遅れがちと聞き安心。それとも第一子はのんびり屋?
- たくさんの人と触れ合う中で前向きに。「今できること」がうれしいんです。
- 発達差は個性と理解。ほかの子と比べず、この時期を楽しもうという気持ちに。
- 発達上の不安をプロに相談。第三者の冷静なアドバイスに力強さを感じました。
- 発達が気がかりだったとき、あえて育児雑誌などの情報は目にしないようにしてみ...