発達の気がかり
<寝返り>や<ハイハイ><つかまり立ち>など、「遅いのでは?」 と感じたときにこう考えこう対処しました
両足がつっぱり気味だった子、医師の指導を仰いで、つかまり立ち・抱っこに注意しました。
その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした
双子で未熟児、仮死状態で生まれたこともあり、両足がつっぱり気味で歩行に支障をきたすかもしれないと言われ、非常に心配でした。産院の小児科で健診を受けていたのを県立リハビリセンターの専門で診てもらい、経過観察になりました。また長男は9ヵ月でつかまり立ち、一人歩きと順調に進んでいくのに、長女がハイハイのままだったことにも、二人を比較し心配しました。このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました
医師の指導で、つかまり立ちを始めたら足の裏がきちんと着地する状態にするように、と言われたことを守りました。なるべくハイハイをするような状況にしました。抱っこもたて抱きにすると、足がピンと張るので、前を向かせて抱いてひざの下に手を入れて、足が曲がるようにしました。二人の発達の違いも気にしないように心がけました。現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです
つかまり立ちの時点から気をつけていたことが幸いし、普通に歩くことができるようになりました。少し遅れていた長女も1才4ヵ月で急に歩くようになり、今では小走りもできるようになりました。二人が思い思いの方向へ行ってしまうなど、私一人では外遊びもさせづらくなるなど、嬉しい悲鳴をあげています。同じ悩みを持つおうちの方へのエール
成長の目安どおりにはいかないと思ってはいても、不安になるもの。おかしいなと思ったら保健師や医師など専門の知識のある人に適切なアドバイスを受けるのも大事だと思います。神経質になりすぎない程度に子どもの様子を観察し、成長を見守れるといいですね。1歳前後の子どもの発達の気がかりへのアドバイス
たけなが かずこ 先生
1歳前後の子どもの発達は、まずは個人差がとても大きいのだという理解をしておきましょう。知的発達・身体的発達のバランスも個人差があり、また身体的にもハイハイしないでいきなり立つ子もいます。ご家庭では、遊びの場面を上手く使って身体の発達を促してあげるとよいでしょう。例えば、部屋の中で体を転がして寝返りの練習にしたり、お母さんの体や安全な場所につかまらせて立つ練習にしたり・・・など、ゆったりと見守りながら親子で過ごせるとよいですね。
そうはいっても遅くて心配、とても気になる、という場合はそのときに気がかりの内容をメモしておき、健診のときに相談することをお薦めします。6〜7ヵ月・9〜10ヵ月前後の健診は日本全国どこの自治体でも行っていますので、その機会に状況を伝えてアドバイスを仰いでください。
またお薦めしたいのは、ホームドクターを持つこと。小児科は病気になったときだけに行くところではなく、普段の子どもの生活や親の育児不安も含めた生活全般を支援してくれるところだと考えてください。特に発達については、経過を見てみないと判断できないことがとても多いので、定期的にホームドクターにかかることをお薦めします。定期的にかかることで、子どもの発達の経過をふまえた判断や処置をしていただくことができます。
<寝返り>や<ハイハイ><つかまり立ち>など、「遅いのでは?」 と感じたときにこう考えこう対処しました
- なかなか歩かなかった娘。心配もしたけど、その子なりのペースがあるんですね。
- 親が見本でハイハイを実践。まねしたがりの娘のやる気を誘って大成功!
- 子どもの個性を信じてあげましょう。
- ハイハイできない子、かかりつけの先生のアドバイスをもとに対処しました。
- 両足がつっぱり気味だった子、医師の指導を仰いで、つかまり立ち・抱っこに注意...
- ハイハイをやってみせながら、ゆっくりがんばっている娘に「がんばれ!」
- 寝返りをしない子、うつ伏せにして遊ぶ工夫をしてみました。
- 保健師さんのアドバイスを焦らず実践。寝返りもハイハイもできるように!
- 「そのうちに」と楽観していたら、いつの間にかお座りがじょうずに。
- 体格がいいと動きも遅れがちと聞き安心。それとも第一子はのんびり屋?
- たくさんの人と触れ合う中で前向きに。「今できること」がうれしいんです。
- 発達差は個性と理解。ほかの子と比べず、この時期を楽しもうという気持ちに。
- 発達上の不安をプロに相談。第三者の冷静なアドバイスに力強さを感じました。
- 発達が気がかりだったとき、あえて育児雑誌などの情報は目にしないようにしてみ...