症状・病名と予防接種

病気と予防アドバイス - ぜんそく

せき1歳8ヵ月
寄せられたご相談

顔を真っ赤にしてせき込むことがたびたびあります。ぜんそくや気管支炎の可能性があるのではと心配です。

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顔を真っ赤にしてせき込むことがたびたびあります。夜によくせきが出て、寝ていたのに目を見開いてせき込み、治まると再び寝るということもあります。風邪を引いているときに症状が顕著になりますが、風邪が治ったあともせきが完全になくなることはなく、よく風邪を引くこともあり、同じような症状が3カ月以上続いています。コンコンというせきですが、ぜんそくや気管支炎といった病気の可能性があるのではないかと心配です。

先生からのアドバイス
大矢 幸弘 先生

2歳未満のぜんそくは正確に診断することが難しいのですが、症状から考えるとぜんそく、またはせきぜんそくの可能性があると思います。

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せきが3ヵ月も続く場合、小児科では百日咳(ひゃくにちぜき)やマイコプラズマ肺炎(あるいはクラミジア肺炎)などを疑います。まれに気道異物のこともあります。

ご相談のお子さんは、3ヵ月の間に風邪を引いたり治ったりということですから、少し違うようですね。それにこれらの病気は検査をすれば診断することが可能です。

ぜんそくは気道が狭くなってゼイゼイ・ヒューヒューという音がする病気ですが、コンコンというせきが出る場合もあります。多くの患者さんは、風邪を引いたときにぜんそくの症状が出現したり悪化したりします。また日中よりも夜の方が症状がひどくなることが多いのも特徴です。

子どもの気管支炎のほとんどは急性疾患ですので3ヵ月も続くことはまれです。ただ、ぜんそくのことをあえてぜんそく性気管支炎という診断名をつける医師もいます(親に心配をかけないようにという配慮だと思います)。

実際、2歳未満のぜんそくは正確に診断することが難しいので、受診した医師によっては気管支炎と言われることがあるかもしれません。
小児の場合、ぜんそくは男の子に多いということ、夜間にせきが出るということ、3ヵ月以上続いていることなどを考えると、ぜんそくまたはせきぜんそく(ぜんそくの前段階で半分ほどはぜんそくに移行するとも言われています)の可能性はあるかと思います。
もしそうであれば、適切な治療によって症状をコントロールすること(せきをなくして夜間の睡眠障害をなくすこと)は可能です。
一度小児アレルギーの専門医を受診してご相談されてはいかがでしょうか。

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プロフィール

二瓶健次

二瓶健次

東北大学医学部卒業。東京大学小児科、自治医科大学小児科を経て、 1979年から2001年まで国立小児病院神経科医長、 2001年から2004年まで国立成育医療センター神経内科医長 、2006年から、東京西徳洲会病院小児センター神経・発達部勤務。 小児神経学、発達神経学が専門。

プロフィール

大矢幸弘

大矢幸弘

名古屋大学卒業後、名古屋大学小児科、国立名古屋病院小児科を経て、 1995年から国立小児病院アレルギー科、2002年から国立成育医療センターアレルギー科医長として勤務。 小児の喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなど小児アレルギーが専門。