最近おしっこの量が少なく、双子の妹と比べても違い過ぎるので心配です。

体の水分のバランスは、食事の中に含まれる水分量プラス飲む水分の量（体に入る水分量）と、尿、汗、呼吸からの蒸気として排泄（はいせつ）される水分の量（体から出る水分量）の収支から成り立っています。したがって、飲む水分の量が少ないと、尿として出る量も少なくなってきます。
また、ある程度の水分をとっていても、暑い日などは汗からの水分排泄が増えますので、尿の量はやはり減ってきます。特に汗かきであればなおさらのことです。

お子さんの場合は、飲む水分の量が少なく、汗もたくさんかくようですので、そのために尿が少ないものと思われます。十分に水分をあげてください。

十分水分を飲んでいるにもかかわらず、尿が昼間も極端に少ないという場合は、体に水分がたまって体や顔がむくんできます。
これは腎臓（じんぞう）からの尿の排泄がうまく機能しない腎臓の病気によって起こります。腎臓からは尿が出ているのにもかかわらず、尿の管が狭くなって尿が外に出にくいということもありますが、子どもではまれなことですし、症状も異なります。いずれにしてもご相談のお子さんは、元気にされているようですので、心配はないでしょう。