【暗記術・世界史】カタカナの人名が覚えられません
中世ヨーロッパは似たような人名がたくさん。特にローマ教皇や皇帝など、カタカナの長い名前ばっかり出てくると誰が何をしたのかごちゃごちゃになってしまいます。
進研ゼミからの回答
【質問の確認】
こんにちは。
いただいた質問についてお答えしていきましょう。
「中世ヨーロッパは似たような人名がたくさん。特にローマ教皇や皇帝など、カタカナの長い名前ばっかり出てくると誰が何をしたのかごちゃごちゃになってしまいます。 」
というご質問ですね。
【解説】
中世ヨーロッパでは、国の成立、西・東ヨーロッパの動き、教会の動き、封建社会の仕組みというように、大きな流れを理解するためにたくさんの小さな流れを断片的に学習していきます。
そのため、ただでさえカタカナの名前がややこしい上に流れが見えにくくなるため、頭が混乱するのです。
よって世界史の学習ではポイントとなる軸を押さえることが大切です。
特に、中世西ヨーロッパでは似たような名前の教皇がたくさん出てくるので、ただ覚えるのは一苦労。時代を押さえる大きな軸をもとに覚えていきましょう。
中世西ヨーロッパでは、政治の世界の頂点に立った皇帝・国王と、ローマ=カトリック教会を中心とする宗教の世界の頂点に立った教皇が対立し、権力争いを繰り広げます。
それが諸国の動きや十字軍の派遣とも大きく関わってくるので、両者の権力争いの流れを 押さえておくことが重要なのです。
つまり、中世西ヨーロッパを押さえるためのひとつの大きな軸は教皇権の盛衰の推移。
この軸に沿って、今回はこのセットをゴロ合わせで覚えましょう!
セットで覚える!!
【アドバイス】
世界史においては、聞き慣れないカタカナの名前や用語がたくさん登場するため、覚えにくく 混乱する人も多いようです。
細かな用語にとらわれるのではなく、まずは、「歴史の大きな流れ」を押さえるように意識してみましょう。歴史の転換点となった重要な事件や事項を軸に、それがどの場所で起きたのか 地理的舞台をイメージしつつ、どんな登場人物がいたのか、どんな役割を果たしたのか・・ といったようにつなげていくことで、より整理され理解が深まりますよ。