【暗記術・世界史・日本史・倫理】つながり暗記
定期テスト前にはテスト範囲のものを必死で覚えて乗り切ってきたのですが、模試や入試など範囲が広くなると、とても覚えきれません。どうすればいいのでしょうか?
進研ゼミからの回答
【質問の確認】
「定期テスト前にはテスト範囲のものを必死で覚えて乗り切ってきたのですが、模試や入試など範囲が広くなると、とても覚えきれません。
どうすればいいのでしょうか?」
というご質問ですね。広い範囲について全部覚えきるには、コツが必要ですので、
その方法をご紹介しますね。
【解説】
世界史・日本史・倫理などの科目は、定期テストでは「1対1暗記」で乗り切ってきた人も
多いかもしれないですね。
でも、試験範囲が膨大な模試や入試になるとその方法では限界がありそうです。
模試や入試対策を考えると「暗記」だけをひたすらしていくのではなく、演習と組み合わせて暗記をしていくことが効果的です。
そうすることで、本番での出題形式に応用が利く暗記方法を実践することができます。
そのひとつ、“時代”や“人物”を起点に複数の内容を覚えるクセをつけることで、
「つながり効果」を利用する方法をご紹介しましょう。
各時代や人物の大まかな流れを押さえつつ、
「AといえばB、C、D」と複数の知識を関連づけて覚えるようにしましょう。
そうすることで、“組み合わせ問題” や “正誤問題” という入試頻出の出題形式への応用力が同時に鍛えられます。
この方法で、例えば世界史なら、
◎「タテ視点」地域ごとの歴史を世紀単位で確認
◎「ヨコ視点」その時代に他の地域で起こったことを確認 (清の時代にヨーロッパでは…など)
のように、「タテヨコ両方を意識」することで、暗記しながら様々な出題形式への対応力がつきますよ。
【アドバイス】
今回ご紹介したように、模試や入試に向けては「暗記ができてから実践演習」と考えずに、同時に進めて行くことで、本番での出題形式にも応用が利く暗記方法を実践できます。 また、過去問や予想問題も、暗記のとっても有効な材料になります。 解いた後、答え合わせをするだけでなく、問題文の内容もしっかり読み返して、 1つのキーワードで関連用語をいくつか思い出せるようにしていきましょう。