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地学基礎 定期テスト対策【大気の構造】上空の距離と気圧の関係について

【大気の構造】上空の距離と気圧の関係について

解答解説に127hPaは1013hPaの約1/8に相当すると書いてあるのですが,どうやって1/8を求めるのかわかりません。
この問題の理解があやふやなので全体的に回答してもらえると助かります。

進研ゼミからの回答

こんにちは。いただいた質問について,回答させていただきます。

【質問の確認】

【問題】
大気と気圧に関する次の文章を読み,以下の各問いに答えよ。

大気中に含まれる気体の割合(体積%)は,( ① )が約78%,( ② )が約21%,( ③ )が約0.9%,( ④ )が約0.04%である。( ⑤ )の割合は,時と場所によって変化するのでここには含めない。

上空の距離と気圧の関係についての解説
問 下線部bについて,気圧が127hPa(ヘクトパスカル)になるのは上空約何kmであるか。

という問題の,
【解説】

気圧は5.5Km上昇すると2分の1になるから、11Km上昇すると4分の1となり、16.5Km上昇すると8分の1になる。127hPaは1013hPaの約8分の1に相当するので、約16.5Kmが求める答えである。
について,下線部をどうやって求めているのか,というご質問ですね。

【解説】

空気にも重さがあり,私たちは大気層の底に住んでいるのでその重さによって圧力を受けています。
上空の距離と気圧の関係についての解説
・地表付近 → 1気圧 → 1013hPa
上空の距離と気圧の関係についての解説
以上のように,地表から約5.5kmずつ考えていくと,わかりやすいと思います。

上空の距離と気圧の関係についての解説
このように数字を大まかにとらえて考えることは,地学に限らず,役に立ちます。
気圧は空気の重さですから,地表付近が最も重くて,上空にいくほど軽くなっていきます。
答えの約16.5Kmは、8分の1気圧になる高さですね。
地球上で一番高いエベレストは標高8848m(約8.8km)なので,約16.5kmとはいかに高いか想像できます。

残りの8分の7気圧が、約16.5Km以下に存在している大気による気圧になります。
気圧は,空気の重さなので,解説を見ながら計算してみてください。

【アドバイス】

地球には大気の層があり,その内部にまた層構造をつくっています。
どのような層構造をつくっているのか,気圧や大気の成分の割合なども合わせて学習していきましょう。地球が対象となるとあまりに大きくてなかなかイメージしにくいと思いますが,基本的な原理は同じです。
気圧では地表を起点に上空へいくほど小さくなることを押さえておきましょう。

  • ここで紹介している内容は2017年3月時点の情報です。ご紹介している内容・名称等は変わることがあります。

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