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地学基礎 定期テスト対策【活動する地球】ハワイの火山列とプレートの動きについて

【活動する地球】ハワイの火山列とプレートの動きについて

どうして推古火山の動きがこうなるのかがわかりせん。

進研ゼミからの回答

こんにちは。さっそく質問に回答しますね。

【質問内容】
【受験準備エンカレッジ2月号】より抜粋
プレートの境界から離れているところで,マントル深部から上昇してくる高温の物質によってマグマが発生して火山活動が起こっている場所を,ホットスポットという。プレートが動いてもホットスポットの位置は変わらないので,プレートの動く向きに火山島の列ができる。
 ホットスポットからのびる火山島の列の向きから,プレートの運動の向きがわかる。また,火山島の形成年代とホットスポットからの距離がわかれば,プレートの移動速度を計算することができる。ホットスポットによる火山島の列は,過去のプレート運動を知る手がかりとなる。


ハワイの火山列を表した図

これらの解説と図を見るだけでは,どうして推古海山とハワイの火山列がこのように並ぶのかがわからないというご質問ですね。

【質問への回答】
「ホットスポットからのびる火山島の列の向きから、プレートの運動の向きがわかる。(中略)ホットスポットによる火山島の列は,過去のプレート運動を知る手がかりとなる。」
この文の具体例として,文の下に挙げたハワイの火山列の図の読み取り方について考えてみましょう。


推古海山は、約6500万年前に、現在ハワイ島の直下に存在するホットスポットでできたと考えられています。海山とは、山頂が海面下にある山のことですので、ここでは、海山列の並びが火山島の列の並びと同じと考えてよいです。プレートはゆっくり動いていくので、海山列の並びからプレートが移動した方角を読み取ることができます。ハワイ諸島は東南東-西北西方向に並んでいることがわかります。これは、約4000万年前以降、プレートが西北西の方角に移動していたことを示しています。そして、約4000万年前に、現在のハワイ島の位置で桓武海山ができたことがわかります。桓武海山よりも以前にできた天皇海山列が南南東-北北西方向に並んでいることから、約4000万年前以前、プレートが北北西の方角に移動したことを示しています。プレートの動きと海山列の形成順序を表すと、左カーブを描くような配置になります。桓武海山ができた約4000万年前に、プレートの動く向きが北北西から西北西に変わったと考えられます。


【学習アドバイス】
地学では、スケールの大きな現象がよく取り扱われます。現象を順序立てて考え,図に表してみるとイメージしやすくなります。解説や図からどのようなことがわかるのか,整理しておくとよいでしょう。

今後も『進研ゼミ高校講座』を使って,得点を伸ばしていってくださいね。

  • ここで紹介している内容は2017年3月時点の情報です。ご紹介している内容・名称等は変わることがあります。

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