目標13 気候変動に具体的な対策を
世界の平均気温は、1880年から2012年の間に、0.85℃上がりました。 「たった0.85℃?」と思うかもしれませんが、実はこの気温の変化によって、海面が高くなったり、大雨や大きな台風が増えたり、農作物が育たなくなったり、さまざまな災害が起きています。 人間が自然とともに生きていけるぎりぎりのレベルは、1880年にくらべて2℃高い気温までと言われています。地球で生きる私たちは、気候変動について心配するだけでなく、実際に効果のある行動をしていく必要があります。
日本でも増えている大雨災害。
降水量を測定してみよう!
やってみよう!
用意するもの
- 空の牛乳パック2つ
- はさみ
- 定規
- 油性マジックペン
- ワークシート
牛乳パックで「雨量計」を作ってみよう
-
牛乳パックを下から15cmのところで切ります。
-
パックの上の部分から、幅2cm、長さ15cmで切り出します。切り出したものに定規を使って油性のボールペンでメモリを入れましょう。
-
つくったメモリを牛乳パックの下の分に差し入れます。
-
内側の角に合わせてはり付けましょう。
夏休みの間に、大雨の日は何回ある?
- 10mm以上20mm未満:やや強い雨
- 20mm以上30mm未満:強い雨
- 30mm以上50mm未満:激しい雨
- 50mm以上80mm未満:非常に激しい雨
- 80mm以上:猛烈(もうれつ)な雨
まとめよう!
わたしのアクション(やること)を宣言しよう!
やってみよう!を通して感じたことと、SDGs の目標「13:気候変動に具体的な対策を」を踏まえて、自分ができることを宣言しましょう。
例) ・夏休みの最初に雨量計をつくり、ほぼ1ヶ月間続けて雨の量を調べることができました。実際に50mm以上の雨が降った日も3回ありました。最近は日本でも大雨の日が増えたり、大きな台風が増えたりしていることを知り、今後も気候変動によってどんな変化が起きるのかが心配になりました。気候変動を食い止めるために、私も自分にできることから始めようと思うので、次は何をすれば気候変動を止められるのかをしっかり調べようと思います。
まとめよう
例)
さらに深める!
さらに研究を深めたい場合は、以下のようなステップで研究してから「わたしのアクション宣言」をしてみよう。
身の回りで調べよう!
インターネットや図書館で、大雨による災害について調べよう!
<参考サイト> 気象庁 台風について https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/index.html 首相官邸 大雨・台風ではどのような災害が起こるのか https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/taifu_ooame.html
世界について調べよう!
インターネットや図書館で、気候変動の世界への影響について調べよう!
<参考サイト> 環境省 こども環境白書 https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/kodomo.html
環境省 COOL CHOICE 地球温暖化の現状 https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/ondanka/
参考になる本
あなたが世界を変える日
(12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ)
著者:セヴァン カリス=スズキ 出版社:学陽書房
流氷の伝言—アザラシの赤ちゃんが教える地球温暖化のシグナル
著者:小原 玲 出版社:教育出版
【DVD付】異常気象 天気のしくみ (学研の図鑑LIVEeco) 3歳~小学生向け 図鑑
監修 :武田康男 出版社:武田康男
総合監修:門川良平/「子どもと大人のSDGs学習ゲーム Get The Point」開発者
大学卒業後ベネッセコーポレーションに入社。進研ゼミ小学講座の教材開発、マーケティングに従事した後、通信制大学にて学び直し小学校教員免許を取得。都内の公立小学校にて教壇に立つ。その後、出版社にて学習事業のプロデューサーを経て独立。独自に開発した小学生から学べるSDGsゲームで、ワークショップ型の学びを展開中。
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