- 監修:磯部頼子先生
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啓子先生からの入園アドバイス
啓子先生 | ちー先生 | ハジメ先生 | ||||
幼稚園教諭暦ウン十年のベテラン。どんな問題も、啓子先生が来ればすべて解決! | 幼稚園教諭暦3年。こどもたちと遊ぶときも全力、叱るときだって全力! | 幼稚園教諭暦1年目。落ち着きのある癒し系。でも体を動かす遊びでは別人に! |
よく「目は心の窓」って言いますよね。 |
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子どもとしっかり目を合わせてコミュニケーションをとるって、結構大切なことっていう気がする。バタバタと慌ただしいと、つい声だけかけちゃったりしているかも…。 |
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目が合うということは、互いに相手を見ようという意思があるのよね。その向かい合う気持ちが重要なのだと思いますよ。 |
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子どもに目を反らされると本当に悲しいし、一生懸命目を見て話しかけてもこちらを見てくれないと、ちゃんと話が届いている気がしないですよね。 |
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それは、子どもにとっても同じでしょうね。私たちも、子どもと話をしているときにはきちんと目を見て向き合うことを意識しなくては。 |
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テツオくんのように目が合わない場合でも、ちょっとしたきっかけで変わるんですね。 |
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遊びで目を合わせたとき、先生の目にテツオくんに対する愛情がきちんと込められていたからでしょう。子どもは敏感ですから、表面的な優しさでは心を開いてくれません。アイ・コンタクトでその愛情が伝わって、信頼関係ができたのだと思いますよ。 |
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私、自分の子どもたちを見る目を、もう一度意識してみよう! |
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子どもに視線を送ることも大切ですが、子どもの視線から気持ちをくみ取ることも忘れてはいけないですよね。 |
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ええ。子どもは目で訴えてくることも多いですから、きちんと視線をキャッチしないといけませんね。言葉にならない思いも視線から読み取れるような関係でありたいものです。 |
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言葉によるコミュニケーションが確立されてくると、子どもに対して、言葉で説得し、納得させようと一生懸命になってしまうことがあります。でも、本当に真剣に伝えたいことは、しっかりと目を見てそこに気持ちを込めれば、多くの言葉を必要としない場合も多いのです。まずは頭の上から話しかけたり、遠くから顔も向けずに話しかけたりするのをやめて、できるだけ子どもの視線に合わせて目線を下げるようにしてみましょう。目と目を合わせて温かいまなざしに愛情のある言葉を添えてあげれば、お互いの愛情もいっそう深まり、信頼感も高まります。言葉だけに頼らず、アイ・コンタクトも大切にしていってください。おうちのかたとのアイ・コンタクトを基盤に、園生活でも先生や友だちとしっかりと目を合わせ、気持ちを向き合わせられる関係を築いていくことができるでしょう。
※ここでご紹介している事例やアドバイスは、磯部先生監修の「子どもの発達と保育のポイント」を元に作成しています。