- 監修:磯部頼子先生
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啓子先生からの入園アドバイス
![ここは、とある園の職員室。子どもたちの降園後、3人の先生が今日のできごとについて話をしています。](/contents/eninfo/advice/img/advice_01_1.gif)
![登場人物プロフィール](/contents/eninfo/advice/img/advice_01_2.gif)
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啓子先生 | ちー先生 | ハジメ先生 | ||||
幼稚園教諭暦ウン十年のベテラン。どんな問題も、啓子先生が来ればすべて解決! | 幼稚園教諭暦3年。こどもたちと遊ぶときも全力、叱るときだって全力! | 幼稚園教諭暦1年目。落ち着きのある癒し系。でも体を動かす遊びでは別人に! |
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園で指しゃぶりをしている子を見ていて共通点を感じることはある? |
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うーん、退屈そうにしていたり、思い通りにいかなくてつまらなそうだったり、寂しそうだったりしている気がします。あとはお昼寝のときとか。 |
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何か落ち着かなかったり不安だったり…、入園時は特にそういうことが多いかもしれませんね。 |
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そうですね。そしてたいていの子どもは無意識でやっていて、大人に「やめなさい」と言われても難しいことが多いの。 |
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ただ禁止をしても効果がないんですね。 |
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かえって、そのことでストレスを感じてますますひどくなってしまうこともあるから無理は禁物です。 |
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そうすると、まずできることって何でしょう。 |
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その子が、どんなときに、どのように、どの程度指しゃぶりをするのかという状況を知ることが大切でしょうね。そして、その原因を避ける環境づくりをしていくこと。 |
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例えば退屈しているときにするなら、新しい環境を用意するとか気持ちが変わるような働きかけもできますね。 |
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それから「恥ずかしい」という気持ちの育ちも重要です。 |
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3歳くらいになると指しゃぶりをしている子におうちのかたが「赤ちゃんみたいで…」なんて言っていると、すごく怒ったりしますね。 |
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そうなってきたら、子どもに「大きくなったんだね」ということを喜びとして伝えて、自信がもてるようにしていくといいですね。その自信から、あっさりやめる場合もありますよ。 |
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本人が「やめよう」と思うことが一番大事なんだ…。 |
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その時期をよく見極めてあげられるといいですね。 |
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![啓子先生の成長サポートアドバイス](/contents/eninfo/advice/img/advice_03.jpg)
![啓子先生](/contents/eninfo/advice/img/advice_06.gif)
![advice_header](/contents/eninfo/advice/img/advice_04.gif)
子どもが指しゃぶりをしているとストレスを心配しますが、単にくせになっている場合もあります。子どもの状況をよく見てあげることは必要ですし、ストレスを感じているならできるだけ取り除いてあげた方がいいのですが、おうちのかたが心配しすぎるとかえって子どもを緊張させてしまうこともあります。また、入園後の生活の変化による場合は、ある程度のストレスは誰でも感じますし、慣れていくことも大切ですから、園に通うのをやめるというのは現実的ではありませんね。指しゃぶりをやめるカギは、本人がそれをどう意識するかだと思います。少しおおらかに構えてみましょう。
![advice_under](/contents/eninfo/advice/img/advice_05.gif)
![園での出来事をもとに、子どもの言動から成長発達への意味を知ることができます。またベテラン先生からのご家庭でも役立つアドバイスを、ぜひ参考になさってください。](/contents/eninfo/advice/img/advice_comment.gif)
※ここでご紹介している事例やアドバイスは、磯部先生監修の「子どもの発達と保育のポイント」を元に作成しています。