- 監修:磯部頼子先生
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- 1. わが家の方針を明確にする
- 今までの子育てで大事にしてきたこと、これから大事にしていきたいこと、などの家庭の教育方針を明確にしておきましょう。
- 2. わが子の成長発達や興味関心を見極める
- わが子の発達の様子や興味のあることなどを、しっかり見極めておきましょう。園が特色としているプログラム(リトミック、体操、英語など)に、子どもが抵抗を感じる場合もあります。
- 3. 2年保育か3年保育かはっきりさせておく→2年保育 3年保育 どう選ぶ?
- 3年保育の園の中には、4歳児からの入園(2年保育)ができないところもあるので、注意が必要です。
- 4. 徒歩かバスか/預かり保育/保育料などについて考えておく
- 徒歩や自転車で通園したいのか、バスを使用したいのかについて考えておきましょう。また、すべての園が行っているわけではありませんが、預かり保育を実施している園もあるので、利用の意向も考えておきましょう。保育料や入園に際して必要な費用など、家計に無理のない金額はどれぐらいまでか、計算しておくことも大切です。
- 5. 通園可能な園を調べておく
- 多くの園を見ることも大事ですが、ある程度、入園できる(したい)園の希望や可能性を絞っておくことも大切です。園のパンフレットやホームページも参考にして、事前に調べられることは調べておきましょう。
- 1. 訪問の日時を約束し、厳守する
- 見学の曜日や時間を決めている園・いつでも可という園などさまざまなので、園の決まりに従います。「いつでも」という園の方が、平常の様子はよくわかります。幼稚園側からの注意事項があれば、しっかり守るようにしましょう。
- 2. 持参物などに留意する
- 子どもを連れて行く場合は、子ども用の上ばきを持参した方がよいでしょう。(新しいものでなくても、ふだん使っている靴の底をきれいに拭いて持参すればよい。スリッパは避ける。)大人もスリッパなどを用意して行った方が好感を持たれます。また、服装は動きやすいもので。筆記具も持参しましょう。
- 3. 園の迷惑にならないよう見学する
- 見学中、その場で聞きたいことがあっても、直接園児に話しかけたり、保育中の先生に話しかけたりすることは避けましょう。
- 1. 園の経営方針とわが家の方針を見極める
- 私立園には「建学の精神」といって、経営者の樹立した教育観があり、公立園には自治体の教育目標があります。それらに基づいた各幼稚園ごとの明確な教育目標や方針があるので、それとわが家の方針が合うかどうかを見極めましょう。
- 2. 教育の内容と方法を見る
- 先生が用意した活動と、子どもが決めて行う活動との割合に着目してみましょう。また、先生が用意した活動でも、子どもの自由度がどのぐらいあるかは重要なポイント。どちらがよいかは、わが家の方針との関わりで考えましょう。
- 3. 先生の、子どもへの関わりを見る
- 「指示」と「指示以外」の言葉の割合に着目するのもひとつです。子どもをほめる・認めるなど、子どもがよろこぶ言葉や会話がかわされているか、また表情や雰囲気も大事。声の大きさや表現の仕方もポイントのひとつです。子どもと共に心地よい生活が展開されているかが大切です。
- 4. 先生の身だしなみが子どもと接するのにふさわしいかどうか
- 服装や髪型、つめやアクセサリーなど、身だしなみが子どもと接する先生としてふさわしいかどうかも見ておきたいところです。
- 5. 教員の構成を見る
- 学級数と教職員数、教員の経験年数など、子どもたちの指導が十分になされるかどうか、みてみましょう。
- 6. 施設・設備を見る
- ● 保育室の広さや整理の状況・遊具の配置や種類
● 保育室以外の施設の有無など(例:絵本コーナーなど)
たくさんあるかよりも、子どもが使いこなしているかがポイントです。
● プールなどの有無
● 保守点検など安全管理の状況
- 1. パンフレットや要覧でわかることは質問しない
- 園では、園の概要を記した「要覧」のようなものをくれることが多いので、その中に書いてあることは質問を控えましょう。
- 2. 園の担当者の時間的な余裕に配慮して質問をする
- 個人で訪問した場合は、自分の家庭・子どもの状況に即した質問をしてもかまいませんが、園の担当者がどれぐらいの時間、自分との対応が可能かを確認してからにしましょう。
- 3. 複数での見学の場合、質問が重複しないように
- 自分以外にも訪問者がいた場合は、ほかの人の質問内容をよく聞き、園側の答えもよく聞いておきましょう。重ねて同じような質問をしないように注意しましょう。
- 4. 他の園と比較するような発言は控えること
- 自分で複数の園を比較検討することは大事ですが、「どこどこの園はこうだった」と他の園と比較するような発言は絶対にしないようにしましょう。
- 1. 合う園を探すこと、園に合わせること、両方が大事
- 現実的には、100%理想どおりの園というものはないものです。家庭の教育方針など、自分に合うかどうかということはもちろん大事ですが、おうちのかたも「保護者としての集団生活を始める」という視点で、園に合わせていく部分も必要になってきます。
- 2. ポイントをはっきりさせて納得できるかを考える
- 決定にあたっては、まず、妥協できることと妥協できないことをはっきりさせましょう。そのうえで納得できるかどうか考え、きちんと納得したうえで決定しましょう。そうしないと、入園してから何かにつけて不満が残る結果になりがちです。
- 3. 決定はおうちのかたが責任を持って
- 「他の人にすすめられて」「友人の子が行っているから」などで決めると、あとで責任を他に置き換えたくなることがあります。そのようなことのないよう、決定はおうちのかたが責任を持ってしましょう。
- 4. 迷ったときは納得のいくまで検討する
- 転居などやむを得ない理由でなく、おうちのかた自身の不満などから途中で園を変えることは子どもにとって負担になります。迷ったときは夫婦で納得のいくまで話し合ったり、見に行ったり、園から話を聞いたりしましょう。
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