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総合監修:二瓶 健次 先生
各専門分野の先生の紹介
生活・健康・安全アドバイス - 事故予防・安全対策
ある施設内でやけどをしましたが、それ以来その施設に立ち寄ることも見ることも怖がり、泣いて暴れます。
ある施設内でやけどをし、救急車で運ばれる事故がありました。
やけどの方はたいしたことがなく、すぐによくなったのですが、その日以来、施設に立ち寄ることも見ることも怖がり、泣いて暴れます。家では、何度もそのときの話を繰り返ししていますが、それ以外は特に問題は感じられません。
これから先、必要に迫られて行くことが多々あるのですが、この場合、本人の意思を尊重して行かない方がいいのでしょうか? それとも、泣いても少しずつ行って慣れていった方がいいのでしょうか?
おうちのかたが落ち着くとお子さんも必ず落ち着いてきます。焦らずに見守ってあげましょう。
やけどで痛い思いをし、救急車で運ばれるなどお子さんにとってはとても怖い経験をしたのでしょう。その事故からどのくらい日にちが経過しているでしょうか?
お子さんの発達、気質、環境などによっても異なりますが、数ヶ月不安定な状態が続くこともあります。何よりも大切なことはおうちのかたが過剰な反応をしないで普通の生活を送ることです。
おうちのかたが対応に困って不安定になったり、緊張するとお子さんにも伝わります。お子さんがそのときの話をするときはまずしっかり抱っこをしてあげましょう。
おうちのかたの方からあれこれ言わずに、お子さんの話を「うんうん」と聞くことに徹してください。そして「今は大丈夫だからね」と安心させてあげてください。
お子さんに好きな遊びをたくさんさせてあげることも大切です。たくさん遊ぶことによって不安な気持ちが徐々に解消されていきます。
お子さんの様子を見て少し大丈夫そうであれば、その施設の近くを通り何となく見せることから始めてください。それでも泣いて暴れるようでしたら決して無理じいはしないでください。
お子さんの状態が落ち着かない、夜目覚めて泣くなど気になることが続くようでしたら地域の保健師さんにご相談されるとよいでしょう。