【奈良時代】奈良時代の頻出ポイントはどこですか?
奈良時代は期間が短いけど,教科書を見ると,太字の重要用語がたくさんあります。奈良時代は,どんなところがテストで狙われやすいのでしょうか?教えてください
進研ゼミからの回答
こんにちは。
それではさっそく、質問について回答させていただきます。
【質問の確認】
奈良時代は期間が短いけど,教科書を見ると,太字の重要用語がたくさんあります。奈良時代は,どんなところがテストで狙われやすいのでしょうか?教えてください
【解説】
奈良の平城京に都があった時代を中心とする710~784年を奈良時代といいます。
この時代は、「藤原氏と藤原氏以外の勢力争い」「律令体制の揺らぎ」など、特徴的なことが多かった時代です。
そこで、重要人物や重要事項を中心にポイントを押さえていきましょう。
(1)藤原氏と藤原氏以外の勢力争い
奈良時代は、藤原氏と藤原氏以外が勢力争いを繰り広げ、交互に権力を握っていきました。
いずれも重要人物で、ここは外せないポイントです。
藤原不比等→長屋王→藤原氏4子→橘諸兄→藤原仲麻呂→道鏡
また、これらの人物に関する政争も重要なので、あわせて押さえておきましょう。
●729年 長屋王の変…藤原氏4子との対立の結果、長屋王が自殺に追い込まれた。
●740年 藤原広嗣の乱…橘諸兄が重用した吉備真備らの排除を求めて、藤原広嗣が挙兵し、敗死。
●764年 恵美押勝の乱…藤原仲麻呂(恵美押勝)が台頭してきた道鏡を除こうとして挙兵したが、滅ぼされた。
(2)律令体制の揺らぎ
701年に大宝律令が完成し、律令体制が整ったかにみえましたが、土地制度には口分田が不足するなどの問題点がありました。どのような対策がとられたのかを押さえましょう。
●723年 三世一身法…未開の土地を開墾した農民に対して、一定期間の土地保有を認めた法令。
●743年 墾田永年私財法…三世一身法にかわり、開墾した土地の永久私有を認めた法令。
【アドバイス】
奈良時代の歴史では、「藤原氏と藤原氏以外の勢力争い」「律令体制の揺らぎ」は必須なので、教科書や『進研ゼミ』の教材を使いながら、しっかり押さえておきましょう。