【人口,村落・都市とその問題】人口ピラミッドや人口転換がよくわかりません。
富士山型やつぼ型の人口ピラミッドがあるということはわかるのですが、それらが何を表すのか、よくわかりません。
進研ゼミからの回答
こんにちは。
それではさっそく、質問に答えていきましょう。
【質問の確認】
富士山型やつぼ型の人口ピラミッドがあるということはわかるのですが、それらが何を表すのか、よくわかりません。
【解説】
人口ピラミッドとは、人口構成をグラフで表したものです。縦軸に年齢、横軸に男女別の人口数や人口割合をとったグラフを示すことで、各国・地域の人口構成を表現しています。
人口転換(人口革命ともよばれる)は、人口増加型が多産多死型 → 多産少死型 → 少産少死型 と変化することを指しますが、人口ピラミッドを見れば、その国が今どの人口増加型にあてはまるかがわかります。
人口ピラミッドの種類とそれらが示す人口増加型、その特徴をつかみましょう。
【アドバイス】
人口問題には地域的・経済的な要因が強く関係します。発展途上国において子どもをたくさんもうけようとする傾向があるのは、子どもを労働力ととらえる考え方や、乳幼児死亡率の高さが影響しています。衛生環境の改善や、医療の普及によって死亡率が低下しても出生率が変わらなければ、徐々に上の年齢層の比率が上がり、多産少死型に移行して人口爆発がおこります。
このように、背景もふまえて「なぜこの形になるのか?」を考えると、よりグラフの表す意味を理解しやすくなるでしょう。