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現代社会 定期テスト対策【現代の経済社会②】信用創造の仕組みがよくわかりません。

【現代の経済社会②】信用創造の仕組みがよくわかりません。

信用創造って何ですか?どんな仕組みですか?

進研ゼミからの回答

【質問の確認】

信用創造って何ですか?どんな仕組みですか?

【解説】

こんにちは。信用創造についてのご質問ですね。
信用創造とは、銀行が貸し出しを繰り返すことによって、銀行全体として、最初に受け入れた預金額の何倍もの預金通貨をつくりだすことをいいます。


信用創造の仕組み

では、上記の図をもとに、信用創造の仕組みを説明していきますね。
例えば支払準備率が10%の時、銀行Aが100万円を預金として受け入れると、支払準備金(預金者への払い戻しに備えて手元に残す資金のこと)10万円を残して、残り90万円をXさんに貸し出します。
Xさんがその資金(90万円)をYさんへの支払いにあてると、Yさんは90万円を自分の取引銀行Bに預金します。
すると銀行Bは、受け入れた預金の10%の9万円を支払準備金として残し、81万円をZさんに貸し出します。
このように銀行が貸し出しを繰り返すことで、銀行全体として預金総額が膨れ上がり、預金総額は当初の預金額の1/支払準備率倍、すなわち100万円×1/0.1=1,000万円にまで達します。
最初の預金額が100万円だったので、900万円が信用創造されたことになりますね。
このように、信用創造は社会全体の通貨量を増やすことによって、経済活動を円滑にするという役割を持っているのです。

【アドバイス】

「信用創造」という言葉を聞いてもなかなかピンときませんが、図や表を使って仕組みをつかんだ上で、具体的な数字などを入れて考えてみると、ぐっと理解が深まるようになります。
特に経済分野は、「仕組みをつかんで、具体例を考える」学習法が効果的です。今後、是非実践してみてくださいね。

  • ここで紹介している内容は2017年3月時点の情報です。ご紹介している内容・名称等は変わることがあります。

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