【反応熱】エネルギー図の描き方
熱化学方程式をエネルギー図に描くときの描き方がわかりません。どのように描いたらよいのでしょうか?
進研ゼミからの回答
こんにちは。いただいた質問について回答します。
【質問内容】
熱化学方程式をエネルギー図に描くときの描き方がわかりません。どのように描いたらよいのでしょうか?
というご質問ですね。
【質問への回答】
熱化学の学習において,エネルギー図の描き方を理解することは,複数の熱化学方程式の関係を明らかに
したり熱化学方程式の計算をしたりする上で非常に大切です。
ではまず,次の熱化学方程式をエネルギー図に表してみましょう。
(1)まず,左辺の反応物を書きます。この後書き加える内容が反応物の上側にくるのか下側にくるのかまだ
わからないので,上下にスペースをとっておきましょう。
では次に,この図に,
次の熱化学方程式の関係を書き加えるとどうなるでしょう。
これで,2つの熱化学方程式が1つの図にまとまりました。
これにより,例えば,394kJと283kJの差の部分の反応熱も求めることができます。
【学習アドバイス】
熱化学の計算問題は,熱化学方程式を立てて計算を進めていっても答えが得られます。しかし,エネルギー
図を用いて解くことができれば,反応熱の正負が反応物と生成物の位置の上下関係で一目でわかるように
なり,解答の見通しがよくなります。
上で説明したような手順でいくつか解いて慣れておきましょう。
今後も『進研ゼミ高校講座』を使って,得点を伸ばしていってくださいね。