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地学基礎 定期テスト対策【地球と生命の進化】14Cとは何ですか?

【地球と生命の進化】14Cとは何ですか?

問題文に出てくる14Cとは何ですか?後ろのp15の説明を読んでも、放射性同位体?とかよくわかりませんでした。できるだけわかりやすく教えてください。

進研ゼミからの回答

こんにちは。 さっそく質問に回答しますね。

【質問の確認】

【問題】
地層中から発見されたある木片中の14Cの割合が大気中の8分の1になっていた。この木片の木が枯れたのは何年前か。ただし、14Cの半減期を5700年とし、大気中の14Cの割合は一定であるとする。
【解答】

17100 年前

【解説】
問題の確認
この問題の14Cが何か、というご質問ですね。ご質問の内容と合わせて、この問題ももう一度ご確認しましょう。

【解説】

物質を構成する基本粒子を原子といいます。
原子は陽子と中性子からなる原子核とそれをとりまく電子から構成されています。

原子では,陽子の数と電子の数は等しく,この値を「原子番号」といいます。
この原子番号によって元素が決まります。
原子番号6が炭素Cです。

陽子の数と中性子の数を足した数を「質量数」といいます。
陽子と中性子の質量はほぼ等しく,電子の質量は小さく無視できます。

質量数は元素記号の左上に示します。つまり「14C」は質量数14の炭素のことです。
「たんそじゅうよん」のように読みます。

原子番号は同じで,質量数が異なる原子を互いに「同位体」といいます。
同位体は原子核内の陽子の数は同じですが,中性子の数が異なります。

14Cの解説
このような同位体を「放射性同位体」といいます。
生きている植物は、大気とCのやりとりをしているので、大気中と同じ割合で14Cを含んでいます。植物が枯れて土中に埋まると大気とのやりとりがなくなりますから、14Cの放射線崩壊によって14Cの割合が減っていきます。
原子核の崩壊によって,放射性同位体の数が半分に減少するのに必要な期間を「半減期」といいます。
半減期はそれぞれの放射性同位体ごとに一定です。

14Cの解説の図

【アドバイス】

放射性同位体や半減期などの用語の意味を正しく理解し,放射性同位体を利用して岩石や地層の年代を求める問題が解けるようになっておきましょう。
これからも,「進研ゼミ高校講座」にしっかりと取り組んでいってくださいね。

  • ここで紹介している内容は2017年3月時点の情報です。ご紹介している内容・名称等は変わることがあります。

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