【地層】地層の上下判定の仕方がわからない
解説を読んでもbが上の理由がわからない。
もし,図が右下にある葉理が左上にある葉理を切っていたら,堆積時にはaが上になるのか?
図では,上の層と下の層の区別がついていないので,層ごとの模様を変えた図にかいてもらって説明してほしい。
進研ゼミからの回答
こんにちは。 さっそく質問に回答しますね。
【質問内容】
【解説】
これは1つの地層内に層理面と斜交する縞模様の
この図では、左下にある葉理が右上にある葉理を切っているので、堆積時には b が上であったことがわかる。
この問題において,
「斜交葉理(クロスラミナ)の堆積時の地層の上下判定の仕方」についてのご質問ですね。
図を使って説明していきますので、一緒にみていきましょう。
【質問への回答】
地層には, 薄いいくつもの縞模様が見られることがあります。
この縞模様を葉理といいます。
葉理が層理面と斜交し, 互いに交わっているものを, 斜交葉理(クロスラミナ)といいます。
この場合, 切っている葉理は切られている葉理よりも新しく堆積していると考えられることから, 堆積時の地層の上下を判定することができます。
このように, 地層の中には, 堆積した後に地殻変動を受けて逆転しているものもあります。
【学習アドバイス】
地層が地殻変動の影響を受けていない場合には, 堆積岩は下位のものほど古く, 上位のものほど新しいと判定できます。これが「地層累重の法則」です。
ただし, 地殻変動の影響で地層の変形が大きい場合には, 地層の様子から堆積当時の地層の上下を判定する必要があります。
これからも『進研ゼミ高校講座』を使って, 得点を伸ばしていってくださいね。