【数と式】式変形するときの文字の置き換え方
・何を文字に置き換えていいのかわからない。
・模範解答では,式の一部を文字Aに置き換えているけれど,他の文字Bで置き換えてもいいですか?
・模範解答では,文字Aに置き換えているけれど,置き換えないで計算してもいいですか?
進研ゼミからの回答
こんにちは。
いただいた質問について,さっそく回答いたします。
【質問の確認】
・何を文字に置き換えていいのかわからない。
・模範解答では,式の一部を文字Aに置き換えているけれど,他の文字Bで置き換えてもいいですか?
・模範解答では,文字Aに置き換えているけれど,置き換えないで計算してもいいですか?
というご質問ですね。
【解説】
複雑な式が出てくると,計算も大変だし,書くだけでも面倒ですね。しかし,複雑な式の中にも,「同じ文字の並び」が入っている場合があります。そんなとき,「同じ文字の並び」を他の文字で置き換えると計算がラクになることがあります。
文字で置き換えをして,計算をする手順は,
① 「同じ文字の並び」を見つける。
② それをカタマリとして扱うため,A と置き換える。
③ A を他の文字と同様に扱い,式変形をする。
④ 最後に,A を元の式に戻す。
です。ここでは,置き換える文字の例としてA を使いましたが,文字はA でなくてもかまいません。
元の式で使っていない文字であればよいのです。
【 例 】
このように,必ず置き換えをしなければいけないというわけではありませんが,因数分解や,式の展開のときなど,置き換えると式変形しやすくなることがあります。
【アドバイス】
置き換えをしなくて解けるのであれば,しなくても大丈夫です。ただし,すぐに因数分解が思いつかないときや,複雑な式の展開などでは,「同じ文字の並び」を他の文字で置き換えることにより,式が見やすくなったり,計算ミスを防ぐことにつながったりするので,ぜひマスターしてください。
それでは,これで回答を終わります。
これからも,『進研ゼミ高校講座』にしっかりと取り組んでいってくださいね。