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漢文 定期テスト対策【訓読・書き下し】書き下し方がよくわかりません

【訓読・書き下し】書き下し方がよくわかりません

書き下し文にするときに、漢字の下についているカタカナの部分だけでなく、漢字の読みをわざわざひらがなに直して書いたり、同じ漢字を二度読んだりするのがよくわかりません。
何か法則があるのであれば教えてください。

進研ゼミからの回答

こんにちは。
早速、いただいた質問についてお答えしていきましょう。

【質問の確認】

書き下し文にするときに、漢字の下についているカタカナの部分だけでなく、漢字の読みをわざわざひらがなに直して書いたり、同じ漢字を二度読んだりするのがよくわかりません。
何か法則があるのであれば教えてください。

【解説】

漢文を書き下すときに、漢字をひらがなに直す、というルールをもつのは、「助詞・助動詞として読む字」で、二度読むルールのあるものは「再読文字」と呼ばれるものです。これらは書き下す時にルールがあるので、覚えていきましょう。

まず、ひらがなにするルールを持つ「助詞・助動詞として読む字」についてです。
「助詞・助動詞として読む字」は、「見・被(る・らル)」「使・令(しム)」「可(べシ)」「如・若(ごとシ)」「与(と)」、「自・従・由(よリ)」「不・弗(ず)」です。
ひらがなに書き下すルールを持っているこれらの語をしっかりと覚えておきましょう。

次に再読文字ですが、これは一度目の読みは漢字かな交じりで、二度目の読みはひらがなに直して書くという特殊なルールを持つ文字です。
もう少し詳しく言うと、一度目は返り点を無視した語順で副詞として読み、二度目は返り点に従って助動詞・動詞として読むということです。
実際に訓読する際の注意点としては、一度目の読みでは漢字の右下に付いている送りがなを用いて読み、二度目は同じ漢字の左下に付いている送りがなを用いて読むというのがルールになっています。

書き下し文にするときの基本ルールは以上です。

【アドバイス】

書き下しのルールは一度に覚えられないかもしれませんが、教科書で出てくる度に「ゼミ」教材や参考書などでまめに確認し、覚えていきましょう。

これからも、『進研ゼミ高校講座』を使って、国語の力を伸ばしていってくださいね。


  • ここで紹介している内容は2017年3月時点の情報です。ご紹介している内容・名称等は変わることがあります。

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