


目標15 陸の豊かさも守ろう
人間の生活のために森林が減少しています。森林の減少は、そこに生きる多様な生き物の生活の場所を奪い、絶滅の危機に追いこんでいます。人間の生活のあり方を見直すとともに、森林保全対策を進め、生物の多様性を守る必要があります。
共に生きる仲間たちを知ろう!
わたしの町の生き物カードをづくり
私たち人間が住む、この地球上にはたくさんの種類の生き物が暮らしています。
世界で確認されている生き物の種類は約175万種ですが、まだ知られていないものも含めると3000万種もの生き物がいるのではないかと言われています。
これらの声明は一つひとつに個性があり、お互いに関連し合いながら生きています。こういった生き物たちの豊かな個性のつながりを「生物多様性」と言います。
あなたの住んでいる町には、人間以外にどのような生き物がいるのでしょうか?この広い地球上の、同じ国の、同じ町に住む仲間たちのことを夏の間に調べてみて、「生物多様性」について考えるきっかけにしてみましょう。

やってみよう!
用意するもの
- えんぴつ
- 生き物カード(ワークシート)
おでかけして、生き物を探そう
家から出て、生き物を探しましょう。自然が多く残っている公園や緑地に行けばたくさん生き物は見つかりますが、町の中でも見つけられます。電柱に止まっている鳥も、よく見ると色々な種類がいるものです。生き物を探そうという目的で町を歩くことで、普段は気づかないような発見があるかもしれません。
見つけた生き物を、生き物カードに書こう
見つけた生き物についての生き物カードを作りましょう。
正しい名前のわからない生き物については、その生き物の特徴から自分なりの名前を決めてあげても良いです。例えば「くちばしの大きな茶色の鳥」「背中が緑色に光っている虫」「ピンク色の小さな花」など。もちろん図鑑やインターネットで調べて正しい名前を調べることも大切ですが、まずはできるだけたくさんのカードを作ってみましょう。

-
見つけた生き物の名前を書こう・
正しい名前のわからない生き物については、その生き物の特徴から自分なりの名前を決めてあげても良いよ。 ※「くちばしの大きな茶色の鳥」「背中が緑色に光っている虫」など。 -
絵を書こう・
カメラで写真を撮れた場合は写真を貼ってもいいよ。 -
特徴を書こう・
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図鑑やインターネットで・
調べてわかったことを書こう
作った生き物カードを使ってまとめよう!
生き物カードがいくつか完成したら、まとめましょう。
一つの冊子にできるくらいたくさんのカードが完成していたら、まとめてファイルに入れたりノートに貼ったりして「私の町の生き物図鑑」にしても良いですし、大きな紙に町の地図を書いて地図の上にカードを貼っていっても良いです。
自分なりのまとめかたを工夫してみましょう。
まとめよう!
わたしのアクション(やること)を宣言しよう!
やってみよう!を通して感じたことと、SDGs の目標「15:陸の豊かさも守ろう」を踏まえて、自分ができることを宣言しましょう。
例) ・「生き物カード」づくりのために町を歩いたら、いつもは目に入っていなかった生き物が私たちの町にはたくさんいることがわかった。これからもたくさんの生き物と一緒にくらしていけるように、生物多様性を守るためにできることを調べていきたい。
まとめよう
例)


さらに深める!
さらに研究を深めたい場合は、以下のようなステップで研究してから「わたしのアクション宣言」をしてみよう。
身の回りで調べよう!
インターネットや図書館で、生物多様性について調べよう!
<参考サイト> 環境省 みんなで学ぶ、みんなで守る 生物多様性 http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
参考になる本

探検!里山いきもの図鑑
著者:一日一種 出版社:PARCO出版

わいるどらいふっ!
身近な生きもの観察図鑑
著者:一日一種 出版社:山と渓谷社
総合監修:門川良平/「子どもと大人のSDGs学習ゲーム Get The Point」開発者
大学卒業後ベネッセコーポレーションに入社。進研ゼミ小学講座の教材開発、マーケティングに従事した後、通信制大学にて学び直し小学校教員免許を取得。都内の公立小学校にて教壇に立つ。その後、出版社にて学習事業のプロデューサーを経て独立。独自に開発した小学生から学べるSDGsゲームで、ワークショップ型の学びを展開中。
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