目標11 住み続けられるまちづくりを

目標11 住み続けられるまちづくりを 『未来』と向き合う夏にしよう SDGs×自由研究

どんな目標?

現代社会は都市部に人口が集中しています。住宅の不足や、大量に発生するごみの問題はもちろん、高齢化や自然災害に対しても対応していくことが必要です。 環境を守りながら、安全で充実した生活設備を整え、持続的に住み続けられるまちづくりが求められています。

色々な立場のメガネで町探検!
わたしの町の住みやすさ調査

町には色々な立場の人が暮らしています。
高齢者、障害者、ベビーカーの親子。
いつも歩いている同じ道でも、その人の立場になりきって、見てみることで全然異なる見え方になります。 様々な立場の目線になって、違ったメガネで見るような気持ちで町を観察してみましょう。住み続けられるまちづくりのためのヒントが見つかるはずです。

やってみよう!

用意するもの

  • 筆記用具

町にはどのような人が住んでいるか考えよう

あなたの町にはどのような人が住んでいますか?
思いつく限り、できるだけ書き出してみましょう。
交流のある人。普段の生活の中ですれ違う人。よく行くお店で働いている人。
実際には出会ったことはないけれど「きっとこういう人も住んでいるはずだ」という想像を働かせることも大切です。自分だけで考えにくい場合は大人の人に意見を聞いてみても良いでしょう。
その中で、できるだけ自分とちがう立場の人を選びましょう。

町を歩いてみて、それぞれの立場の目線になってチェックしよう

2〜3人、自分と違う立場の人を選んで、町をその人の目線になって探検してみましょう。
単純に「お年寄り」「足の不自由な人」といった言葉だけで考えるのでなく、なるべく具体的にその人についてイメージするのがコツです。「お年寄りにとってこの道路は歩きやすいかな?」よりも、例えば「お隣に住んでいるおばあちゃんにとって、この道路は歩きやすいかな?」と考えたほうがイメージしやすいです。

例えばこの絵のような横断歩道でも、色々な見方があります。
例)

  • 歩道と道路の段差はどのくらいかな?
  • 信号が青から赤に変わるまでは何秒くらいかな?
  • 道路の幅はどのくらいかな?
  • 歩道は広いかな?狭いかな?

また、調査していて気になったことはメモしておいて、後で調べてみましょう。
例)

  • 信号機から音が鳴っていたけれどどうしてだろう?
  • 歩道にある黄色いデコボコしたタイルは何だろう?

マップにまとめよう!

町の調査が終わったら、調べたことをまとめましょう。
まとめ方は色々ありますが地図(マップ)のような形でまとめられると分かりやすいです。
色々な人にとって、住みやすいところ(良いところ)と住みにくいところ(悪いところ)は色を分けたりしてまとめると良いでしょう。

まとめよう!

わたしのアクション(やること)を宣言しよう!

やってみよう!を通して感じたことと、SDGs の目標「11:住み続けられるまちづくりを」を踏まえて、自分ができることを宣言しましょう。

例) ・私たちの町には、色々な立場の人が住むための工夫がたくさんあることがわかった。だけど、それでもお年寄りや障害を抱えた人にとって不便な場所がいくつも見つかった。これから私が町を歩いていて困っている人を見つけたら、自分ができるお手伝いをしようと思う。

まとめよう

例)

さらに深める!

さらに研究を深めたい場合は、以下のようなステップで研究してから「わたしのアクション宣言」をしてみよう。

身の回りで調べよう!

私たちの町のハザードマップについて調べよう

住み続けられるまちづくりのためには、自然災害への対応も欠かせません。
住んでいる町にはどのような自然災害の危険性があるのか、また、どういった場所が危ないのか調べましょう。

<参考サイト> ハザードマップポータルサイト ~身のまわりの災害リスクを調べる~(国土交通省) https://disaportal.gsi.go.jp

参考になる本

さがしてみよう!
マークのえほん 改訂版

監修 :児山啓一 出版社:学研プラス

クイズでわかる生き残り大作戦! 防災のサバイバル

マンガ:韓 賢東 出版社:朝日新聞出版

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