【世界の歴史】 産業革命について
産業革命とは,どのようなことですか?
進研ゼミからの回答
産業革命は、機会による大量生産が可能になったことで
経済や社会のしくみが大きく変わったこと
■産業革命とは
18世紀後半にイギリスの綿工業から始まりました。紡績(糸をつぐむこと)の機械に動力として蒸気機関が使われ始めたことから、機械での大量生産が可能になりました。
その後、産業革命は製鉄業などにも広がり、蒸気機関車や蒸気船などの開発により交通も発達していきました。
■産業革命の広がり
産業革命はその後、アメリカやフランス、ドイツ、日本などにも広がっていきました。日本では、日清戦争から日露戦争のころにかけて、産業革命が起きました。
■産業革命の影響
[1]資本主義社会の成立
産業革命により、工場を経営する資本家が労働者を雇って生産する資本主義のしくみが広がりました。
[2]社会問題の発生と社会主義の広がり
資本主義社会のもとで、労働問題や貧富の差などの社会問題が発生。問題を解決するために、平等な社会をめざす社会主義の思想が生まれました。
[3]アジアやアフリカ諸国の植民地化
産業革命を成功させた欧米諸国は、原料の入手先や製品を売る場所を求め、アジア・アフリカ諸国などに進出し植民地化していきました。