食事中にケータイが鳴ったらアナタはどうしますか?
Benesse教育研究開発センター発行の「子ども生活実態基本調査報告書」によると、夕食を一人だけで食べる子どもの割合は、小学校高学年で10~15%で、学年が上がるにつれて高くなり、高校生では36%にも達するようです。
今では貴重になりつつある家族での夕食の時間ですが、そんなひと時に家族団らんのアナタのケータイが鳴ったらどうしますか?
教育発見隊アンケートによると、平日、家族と食事中にケータイが鳴ったとき約半数の方が電話に出ないと答えています。このうち、小学2年生の保護者に限ると約60%になります。
この時期のお子さまにケータイを持たせる理由としては「防犯・安全のため」がトップとなっています。ケータイはあくまでも安全のための道具であり、普段ケータイを使っているところを見せたくない親心が垣間見えます。
さらに特徴的なのは、小学校5年生の保護者の方々で、約70%が電話に出ないと答えています。ちょうどこの時期は「塾への送迎連絡」や「お子さまの希望」でケータイを持たせる方が多く、また保護者の目の届かないところでの利用も増えることから、ケータイ利用に関して配慮する姿勢が伺えます。
この傾向は、メール利用に関してはもっと顕著に現れます。
食事中にメールが届いたときに見ないと答えた人は全体では約60%と電話に比べて高いのですが、中学生の保護者に限れば、約75%にも達します。中学生といえば、お子さま同士のケータイでのコミュニケーションが通話からメールに切り替わる時期であり、保護者のより強いケータイ利用に関する配慮が伺えます。
これらの事柄で共通して言えることは、いずれもお子さまがケータイを使い始めた時期に保護者の方々のケータイ利用に対する配慮も高くなっているという点です。
逆にこの時期をはずすと、全体としてケータイに出ない割合は低くなるのですが、これには2つの要因があると考えられます。
- ケータイの利用方法について、家族内のルールを決めて過剰に反応しなくてよくなった。
- 子どもがケータイを使い始めた当初は気にしていたが、だんだん慣れて気にしなくなった。
アナタのご家庭ではどちらのケースが当てはまるでしょうか? 食事中にケータイに出たら絶対ダメということはなく(ケースバイケースなので)、厳密には難しいとは思いますが、ケータイへの関心の高い最初の段階で家族のなかで話し合ってルールを決めていくことが大変重要だと思います。
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