【場合の数と確率】「どちらか一方」と「少なくとも一方」
「どちらか一方」「少なくとも一方」の区別がつきません。
進研ゼミからの回答
こんにちは。
いただいた質問について,さっそく回答いたします。
【質問の確認】
「どちらか一方」「少なくとも一方」の区別がつきません。
というご質問ですね。
【解説】
「場合の数と確率」では,問題文に「どちらか一方」「少なくとも一方」という表現が出てきます。この2つは,似ているようですが,全く違う意味です。
まずは,イメージしやすいように,次の例を見ていきましょう。
【例】
「みかん」「リンゴ」が1個ずつあり,あなたがもらえることになっています。
ここで,「どちらか一方」をもらう,「少なくとも一方」をもらうという状況を比べてみましょう。
≪「どちらか一方」と「少なくとも一方」の違いは…≫
上の2つを比べてわかるように,
「少なくとも一方」は2つとももらえるときもある!
ここが「どちらか一方」と違うところです。
問題文中に,これらの言葉が出てきたら,上の例を思い出して,
「どちらか一方」とは,「どちらか一方だけ」。
「少なくとも一方」とは,「どんなに少なくても一方」。
というように,言葉からイメージしてみるとよいでしょう。
【アドバイス】
「どちらか一方」と「少なくとも一方」は,全く違う意味なので,違いをしっかり理解しておきましょう。図をかいて考えられるようにしておくとよいですね。
それでは,これで回答を終わります。
これからも,『進研ゼミ高校講座』にしっかりと取り組んでいってくださいね。