付加反応と置換反応の違い【脂肪族化合物の性質】
付加反応と置換反応はどう違うのですか? 教えてください。
進研ゼミからの回答
こんにちは。いただいた質問について回答します。
【質問内容】
付加反応と置換反応はどう違うのですか? 教えてください。
というご質問ですね。
【質問への回答】
有機化合物の反応では、付加反応も置換反応も非常に重要です。これらの違いは、しっかり覚えておかなくてはなりません。以下に、それぞれの反応についてまとめておきますので、よく覚えておきましょう!
★付加反応
一般に、二重結合や三重結合のうちの1つの結合が切れて、新たにその部分にほかの原子または原子団がくっつく反応のことを、付加反応といいます。
(例 1)エチレンへの水素付加(白金PtまたはニッケルNi触媒を用いる。)
(例 2)アセチレンへの塩化水素付加
★置換反応
置換反応とは,文字通り「置き換わる」反応です。つまり,化学反応することによって,分子中の原子や原子団が,ほかの原子や原子団に置き換わる反応なのです。
(例 1)メタンと塩素の反応(光(紫外線)の作用によりハロゲンの単体はアルカンに置換反応する)
(例 2)エタノールとナトリウムの反応
【学習アドバイス】
付加反応と置換反応は有機化合物の反応である点は共通ですが,それぞれ異なる反応を表します。紛らわしい用語はまとめて書き出し,共通する部分と異なる部分をまとめていくようにしましょう。
以上で回答を終わります。
今後も『進研ゼミ高校講座』を使って,得点を伸ばしていってくださいね。