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現代文 定期テスト対策【現代文】評論の読み方

【現代文】評論の読み方

高校に入ってから教科書の評論が難しく、わからなくなってしまっているのですが、良い解決方法はないですか?

進研ゼミからの回答

こんにちは。
早速、いただいた質問についてお答えしていきましょう。

【質問の確認】

高校に入ってから教科書の評論が難しく、わからなくなってしまっているのですが、良い解決方法はないですか?

【解説】

評論の読み方についての質問ですね。

ただ漠然と文章を読んでいたり、細かな表現に気をとられて、「文章が何について書かれたものか」、「筆者はそれについてどう考えているのか」をつかめていないのではないでしょうか。
高校で扱う評論は、内容が難しいうえに、文字数も増えるので、今までよりも文章の構造に気をつけて、的確に大切なポイントを押さえることが必要になります。

では、うまくポイントを押さえるためにはどうしたらいいのでしょうか。
自分たちの生活、例えば、友達同士のメールで考えてみましょう。
次のメールで、状況をつかめるでしょうか。

例:友達とのメール画面
「話題」は、待ち合わせ。送信者は、待っていてほしいという自分の「主張」を伝えています。
バスが渋滞で進まないことを伝えることで、遅れる「理由」も具体的に説明し、さらに謝罪の言葉を繰り返すことで、自分の「主張」をより伝えやすくしています。


難しい文章、長い文章の構造も基本的には、これと同じです。
「話題」と「理由(論展開)」、「主張」をつかむことで、述べられている内容の全体がわかるのです。そこで、高校からは

・「話題」 ・・・何について書かれた文章か。

・「主張」 ・・・「話題」について、筆者がいいたいこと。

・「論展開」・・・「主張」を言うための、理由や根拠。

の3点を意識して評論を読み、該当すると思った箇所に線を引くなどのマーキングをして、文章の内容を読み取るように練習することをおススメします。

具体的にこの3点をとらえるための手がかりですが、

「話題」 ・・・文章冒頭の質問や問題提起、何度も出ている言葉、「 」や“ ”がついているなど、筆者が独自の意義をもって使っている言葉に注目すると良いでしょう。

「主張」 ・・・文章の最後に、まとまっている場合が多い。「~だ。」「~してみよう。」
「~してはどうだろう。」「~すべきだ。」などの筆者の主張が表れやすい表現に注目するとよいでしょう。

「論展開」・・・代表的な論展開としては「繰り返し・言い換え」「具体例を挙げる」「対比させて説明する」です。これらが出てきたら、どんな主張につながる論展開なのかを考えながら読む癖をつけましょう。

以上のポイントを大切にすれば、文章内容をしっかりとらえられるようになるはずです。

【アドバイス】

評論を読むときは、「話題」「主張」「論展開」の3点に気をつけてマーキングをしながら読み取るようにしましょう。繰り返し練習することで、コツがつかめるようになるはずです。

これからも、『進研ゼミ高校講座』を使って、国語の力を伸ばしていってくださいね。

  • ここで紹介している内容は2017年3月時点の情報です。ご紹介している内容・名称等は変わることがあります。

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