【現代文】記述問題の解答方法
記述式の問題がテストに出ると、いつもそれが足を引っぱります。何かコツがあったら教えてください。
進研ゼミからの回答
こんにちは。
早速、いただいた質問についてお答えしていきましょう。
【質問の確認】
記述式の問題がテストに出ると、いつもそれが足を引っぱります。何かコツがあったら教えてください。
【解説】
記述問題ということだけで、敬遠していませんか。
たとえ自分の解答の文章にまとまりがなかったとしても、空白では提出しないことを意識して問題に取り組みましょう。記述問題は配点が高いことが多いので、正解の要素がどこかに含まれていれば部分点が取れることもあります。解答欄に記入する習慣をつけることが大切です。
また、自分の解答が以下のようになっていないかを確認してみてください。
1、問いに対して、答えが対応していない
2、具体例を並べただけ
3、比喩的、抽象的な表現がそのまま
このような状態を意識的に改善することで、解答のレベルは格段に上がるはずです。
さらに、次のステップで取り組むようにしましょう。
STEP1:必ず下書きし、要素の並び順、つながりを考える
下書きは一見、余分な作業に思えますが、自分が初めに書いた解答から何を削り、何を足したかがわかるようにしておくことは、解答欄で何度も書いたり消したりするよりも効率的です。
STEP2:設問条件に合っているかを確認する
・「なぜ」と聞かれたら「~から」と答える、「どういうことか」と聞かれたら「~こと」と答える、というように、設問に対して的確な表現で答えること。
・「○○字以内で答えよ。」と言われたときには、字数制限以内で答えること。
といった点に注意しましょう。
また、設問にある条件は逆手に取って、解答のためのヒントとすることができます。
「○○字以内でまとめよ」「○○という語句を使って答えよ」など、記述問題で字数や語句の条件が課せられているのを見たことがあると思います。これらの条件は、一見、邪魔のように見えますが、解答する時のヒントになっているのです。
具体的には、
「○○字以内で」という条件は、「○○字以内でまとめられる要素が問題文中にありますよ。問題文中で、それぐらいの字数で探してみてください」
「○○という語句を使って」という条件は、「問題文中で○○という語句がどう使われているかがわかれば、それが答えの要素ですよ」
という具合に合図になっているのです。
設問に条件がある時は、それを解答するためのヒントとして逆手に取れれば、点数UPが図れます。
以上のように考えて、普段の学習に取り組むことが一番の早道となるはずです。普段から基本のステップと、設問条件を逆手に取るコツを身につけ、苦手意識を払拭していきましょう。
【アドバイス】
記述問題はまずは書くことに慣れることが大切です。上記に挙げたポイントに注意しながら、敬遠せずに取り組んでみましょう。そうすることで、だんだんと記述問題のコツがつかめてくるはずです。
これからも、『進研ゼミ高校講座』を使って、国語の力を伸ばしていってくださいね。